内容説明
「緊急事態だ、大佐……うんこを漏らした」
その日、特殊部隊で伝説の英雄と呼ばれた男・黒柳力也は日本にいた。部隊を辞め、幼稚園の先生として働くためだ。幼児の世話など新兵の教育に比べれば容易い、そう思っていたが……。担当する『こぶたさん組』の園児たちは、うんこを漏らし、力也がケンカの仲裁に入れば股間を殴り、顔が恐いと泣き出す始末。
さらに善意で行った防犯対策(落とし穴)、不審者の捕縛(保護者)、幼稚園バスの強化(魔改造)など、ことごとく先輩のかおる先生に叱られてしまい……。
力也は園児たちの子守りを遂行し、立派に卒園させることができるのか――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中性色
23
任務を遂行する。コメディとしてもハートウォーミング系としてもとりあえずハズレはないなといった感じ。そういうのを読みたいなら。ただこういった話にしては好転するタイミングが割と終盤なので、そこが人によってはかったるいのかもしれない。しかし軍人でもそういうとこは鍛えられないのか。個人的にはかおるとひなたが好み2019/12/21
ツバサ
18
戦場での生き方しか知らない男が幼稚園で働くことになり、自分の戦う意味や今まで知らなかったことを知ることになる。ドタバタな展開だけど、手堅いドラマがありました。是非続きが読みたいです。2019/12/15
のれん
13
シュワ主演のアメリカ映画にこの作品とほぼ同じあらすじの作品があるので(違いは軍隊か警察かのみ)、リスペクト作品かと思ったが、そんなことはなかった。 ラノベだとフルメタを思い出す無茶苦茶な軍隊思考の主人公と、園児たちが織りなすアクションコメディ。 ただ主人公の思考がガチガチの規律思考でありながら、言動が少し軟派だったかな。また地の文は描写より説明が圧倒的で、状況のイメージが掴みにくかったのも難点。 ただ構成はきっちりしていて、敵はともかく園児と親の話はベタ故の王道で良い。終わりよければ全てよし。2019/12/11
nawade
13
★★★★☆ この物語は過酷な戦場で笑顔を失った兵士が幼稚園の先生になり笑顔を取り戻すまでの物語である。人型強襲兵器のでないフルメタル・パニックのような作風。しかし、相良宗介と違いアメリカ陸軍に入隊するまではアメリカで普通に育った青年にしては一般常識が無さすぎるのが気になった。その違和感を除けばアクションコメディとしても、人情ものとしても楽しめる。クライマックスの元上官との舌戦から最終バトルまでの流れは王道だが燃える。2019/12/11
真白優樹
13
ある任務を切っ掛けに軍隊を辞め幼稚園に就職した、特殊部隊の伝説の英雄の男が七転八倒しながらお仕事する物語。―――守るべきは笑顔と絆、迅速安全にお仕事遂行。 幼稚園児という初めての集団生活、そんな芽生え始める子供達の可愛らしさをコメディ混じりに描きながら世界の闇との死闘を繰り広げ、家族の笑顔を守るという楽しさと熱さとちょっといい話が同居した一冊で何通りも楽しめる物語である。守り抜いた笑顔と勝ち得た絆。果たして男は、新たな戦場で今度はどんな戦いを繰り広げるのか。次の相手とは。 次巻も須らく期待である。2019/12/10
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