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内容説明
日本仏教の最高峰・空海。日本文化に大きな影響を与えた空海思想の核心である即身成仏に注目し、その思想の今日性を描く決定版!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yutaro sata
30
空海の思想の核心は『即身成仏義』という書物にあるらしい。前半は空海の歩みや仏教の発展過程を丁寧に示してくれる。後半は『即身成仏義』の読解。正直に言えば、後半の読解部分はまだまだ全然理解していない。しかしそれは記述が難解に過ぎるというよりは、まだ概念や思想の固有の世界に対する私の馴染みの薄さがあると思われる。ちょぼちょぼと長く付き合っていくものであるのだろう。2023/05/26
えも
11
ふう、時間がかかった。しかも結局、密教が奥深い上に、天才・空海が奥深いものだから、表面的な理解しかできなかった。でも、密教独自の風景に触れることはできたかな? ▼空海の哲学思想の要諦は「即身成仏」にあるとして、前半で、空海の生涯や密教に至る仏教史などを概括した後、後半、空海著の「即身成仏義」を一言一句を丁寧に読み解く、つまり逐条解説を試みている。名著だと思う!▼今回は分かんなかったけど、仏教用語をしっかり確認しながらノートを取って読み込んでいけば、あるいは理解に近づけるかも▼いつの日か、やってみたい♪2020/09/10
鬱僧
4
最後まで一応目を通せた新書で最も難解だった。詰め込みすぎで倍のテキスト量が欲しい。メインの「即身成仏義」解読の準備のために、わずか3章140Pで仏教概説を押し込む。大角「大日経・金剛頂経」を経て、ちくま学芸文庫空海コレクションを読むための入門書のつもりで手に取ったが大誤算だった。入門書ではない。これが著者竹村の言う空海の世界の全て、空海の哲学なのだ。「『即身成仏義』の「即身成仏頌」が明かす「即身」とは、一貫して、相互に渉入するあらゆる他者を具している身であることこそ意味している」(P.312)に尽きる。2020/06/19
taco
3
いつか理解できるときを楽しみにします。2020/09/18
非実在の構想
3
前半は仏教史における空海の位置付け、後半は即身成仏義。衆生はすでに成仏している。2020/05/06
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