内容説明
稲荷荘宿泊客(妖怪専門)の「悩み相談係り」になってしまった一蕗。お宿自体は掃除も行き届き、少しずつ元の活気が戻ってきたが、やはり毎日変なお客様が訪れる。個性が定まらないと嘆く「のっぺらぼう」。現代人の悪夢で食あたり気味の「貘」。そして、海水浴に行きたいとごねる「雪女」。一蕗が用意した、彼らへのおもてなしとは?
電撃大賞受賞作家・さとみ桜の、人気作第二弾が登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
44
流石です「さとみ桜」さん。2巻目をどのような展開でもっていかれるのかと不安でしたが、現実社会での一蕗の心理描写と稲荷荘での同僚たちの優しさに癒される一蕗。その成長過程に人ではなく妖が・・って言うのがミソなんでしょうね。人でも・・人は優しくなれる、心さえ開けば優しさが見えるはず。3巻目を希望したいです2021/01/25
あゆみ
23
★★★★★ 続編が出て嬉しい!お気に入りのポコがひたすらかわいい!ゴージャスな女神の宇迦之御魂神も最高!調子を崩した一蕗を気遣い心配する稲荷荘の妖怪たちがみんな優しくて心が温まる。こんなに優しくされる一蕗が羨ましい!大学卒業して最初に就職した職場で未熟さ故に人間関係に失敗し仕事もうまくできず心身ボロボロになった頃を思い出し、一蕗に感情移入しながら読了。少しずつでも前に進もうとする一蕗を見守りたいが、一蕗に嫌がらせをしていた元同僚に天誅が下るところも見たい!2018/08/29
よっしー
22
少しずつ前を向いているようにみえた一蕗ですが、何気ない一言が刺さって動けなくなる。心の脆さがある反面、人とは少し違った思考を持つ妖怪達に見守られながら、一歩ずつ前に進んでいく姿をみて応援したくなりました。急かすわけでもなく、見守りながら必要なときに必要な分だけ助言する。人でも中々出来ることでは無いですよね。最終、きちんと前を向けたようで安心しました。お宿再生物語と言うより、一蕗の成長譚として読んでました。2022/04/14
へへろ~本舗
10
会社時代の辛い思いが蘇ってしまった一蕗。読んでいて辛かった。心やさしき妖怪達に乾杯。そしてポコの可愛さ、うちに来てもいいよ!2018/07/20
TAMA
9
メンタル痛めた人間の立ち直りの物語でもあるのか。その職場おかしいよって誰も止めなかったのかと思うと・・。ブラックやなあ。よれよれになった一蕗に「寝てなよ」「皆で分けて仕事しよ」「偏ってたねえ」えらい違い。「長いことやってるからこれしかしない」「そのために雇ったからやっとけ」そんなことしてなかったかな。自分に問いかける2018/10/14
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