内容説明
謎の病で全滅した岩塩鉱を訪れた若き天才医術師ホッサル。遺体の状況から、二百五十年前に自らの故国を滅ぼした伝説の疫病“黒狼熱(ミッツァル)”であることに気づく。征服民には致命的なのに、先住民であるアカファの民は罹らぬ、この謎の病は、神が侵略者に下した天罰だという噂が流れ始める。古き疫病は、何故甦ったのか――。治療法が見つからぬ中、ホッサルは黒狼熱に罹りながらも生き残った囚人がいると知り……!? 解説:夏川草介
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kou
355
2巻も面白かった。ヴァン、ホッサル共に魅力に溢れていた。この2人の道は、いつ交差するのだろう?楽しみで仕方ない!!2019/04/20
ミュポトワ@猫mode
300
面白いので一気読み。すっげぇねこの本!ホント寝る間を惜しんで読んでます!泣いたり笑ったり、可愛かったりで忙しいですが、話の持って行き方が上手すぎて、次ぎどうなる!?ってところで切れるから気になってしょうがなくて、もうちょっと、もうちょっと…って読んでいって読みきってしまう本です。やっぱり大賞取るだけあるわ!ファンタジーで大賞とるのは珍しいらしいですね。うん、ホント買って良かったって思える本です。このまま、次が気になってしょうがないので、3巻目も読んでいきたいと思います。新年からこの本読めてよかった~♪2019/01/06
mae.dat
290
架空世界だけど、この世界にも通ずるものがあるので。漢字文化を持つ国もあるし、岩塩鉱もあるし(トナカイがいるのはフィクションと隅に置いておいて)で、アジア大陸の北の方で何世紀か前な感じを置いてます。黒狼熱は知ってる幾つかの史実を混ぜて創作されていて。それがフィクションとリアルの丁度良い境界上となり。上手い。で、注射器(注射針)がある。だと。思ったよりか現代寄りの様だ。ヨーロッパの方では大航海時代を経て、産業革命も起こっているのかいなぁ。タイトルがタイトルだけに、飛鹿と大鹿の間の仔が利く筈なんだけどなぁ。2026/09/22
青蓮
225
第2巻は第1巻より引き続き謎の伝染病に対する「予防」と「免疫」の話しがメインでした。上橋菜穂子のファンタジーは優しく温もりのある美しい文体でありながらも、キャラクターの息づかいをも生々しく感じられる程リアルな描写‼面白いです‼ ただのファンタジーと侮ること勿れ‼ 絶望の淵には必ず温かな希望の光が灯っている。 まだ続きは未読ですが「鹿の王」は医療関係者にもおすすめ出来る1冊だと思います2017/06/27
扉のこちら側
219
2018年280冊め。新進の医学と、独特の死生観の宗教画絡む旧来医術。激しくぶつかり合うかと思いきや、そこはまだお互いの間合いを図っている様である。国家と宗教と疫病と、裏で糸を引く人間の想いはどうなっていく。3巻へ。2018/07/08




