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内容説明
天道陽は、北海道・函館の「あさひ在宅診療所」の医師。臨終の場に自宅を選んだ患者と向き合う“看取りの医師”だ。散る直前の線香花火がまばゆく輝くように、人生の締めを前に、人はそれぞれの煌めきを放つ。そんな彼らとどう向き合うべきか。天道の目を通して、在宅医療の今を問う――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
83
魚戸おさむさんのコミックは今までに「イリヤッド」「玄米せんせい」などを読んでいます。今回は終末期の在宅医療についての話です。主人公が函館での在宅医療の町医者としての役割を果たしていくということですが、奥さんを失くしたことや大学病院での思い出も収められています。いつもながらなかなかいい話です。次が楽しみです。2017/10/09
ちぇしゃ
10
在宅医療、それもターミナル期の緩和ケアに関わる医師とその患者たちの物語。当然予期的グリーフケアも含まれ、苦手な人も多いと思う。グリーフはわたくし自身のライフワークでもあり、ちょっと地雷な気がしたのだけど、どうしても気になったので手に取ってみた。主人公の医師自体がわかりやすい「傷ついた癒し手」として描かれていて、そこから先が気になるところでもあります。2019/05/16
陽子
6
在宅医療とその医師を描いた本という事で話題になっていたので手にしました。主人公の天道医師の妻(理絵)が乳がんになり、抗がん剤治療と緩和治療の間で揺れ動く様は実にリアルです。今は緩和ケア医療があって良いですね。自分が20代で母を亡くした頃は在宅医療などはなく、緩和ケア医療も勿論ありませんでした。終末期の何もできない家族の願いは、痛みの苦しみの緩和と、大切な家族に人としての精神の安らぎを与えてあげたい、それだけでした。在宅治療に日々取り組んでいらっしゃるチームの皆様方に声援を送りたくなりました。2018/07/05
AYA
5
在宅医療について。穏やかな最期を迎えるために…。 1日を終えた時に後悔の少ない毎日を過ごせるよう努めよう。2017/07/08
OHモリ
5
●緩和医療医大津先生(ブログ愛読中、ややマンネリ?)監修のコミック、待望の第1巻でした。がんに限らず家で人生の最期を迎えることを支援する在宅医が主人公、期待が大き過ぎたせいか、きれいに看取れたケースでは何となく不完全燃焼というか、説明多くて響かないというか、もっと外してもいいから感動させてほしかった? ●とはいえ主人公の天道医師の若くして乳がんで亡くなった奥さんのエピソード、本心の暴露では思わず涙が・・・ ●ややがっかりでしたが第2巻に期待したいと思います。2017/06/10