内容説明
構想7年、「僕僕先生」作者心境地3部作!
通島武志は、朝の通勤で混み合う地下鉄のなかでかつての部下、枝田千秋に出会った。しかし、それは偶然でもなんでもなかった。由あって一線を退いていたこの元刑事にとっての新天地が、警察庁の外郭団体、犯罪史編纂室であり、千秋はそこの室長を任されていたのだ。
東京・吉祥寺の古ぼけたビルの一室に居を構えるこの編纂室に招集された他の人員も皆、一度は辞職願を出したほどの訳あり揃いの輩たちだった。そして、警察庁情報通信局長の岩崎から、本当の密命を告げられた武志は愕然とする。その任務とは、これから起こる犯罪を未然に防げ、というものだった――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うさっち
14
犯罪を未然に防ぐために作られた「未犯調査室」には訳アリなメンバーばかり集められ…。まだよくわからないことも多いけど3で終わるみたいだし、2に期待。2019/01/06
シアン
9
犯罪を未然に防ぐという、未犯調査室が立ち上げられる。そもそもどのように犯罪が起こるのを予知するのか、という根本の部分がよく分からない。文章もいろいろ削ぎ落とした結果、場面の転換が急だったりする。2017/07/04
ひまわり
8
犯罪を未然に防ぐために集まった個性的な人たちの集団。まだまだ続きそうです。2018/04/25
じょじょ
4
何か色々未知の世界。イヴ&ロークも仮想世界だけど これが日本の現代になると一気に受け入れ難くなる。まぁでも実際似たような事は進んでいるんだろうし こうゆう世界になってもおかしくないのかも知れない。2021/11/27
ヒロキ
4
はみ出し者ばかりの集団である「未犯調査室」。 千秋が間抜けだからか、ゆったりしたペースで話は進んでいく。 最先端の捜査方法があまりに突飛でイメージしにくく、わかにくい部分が多々あった。 なかなか人物像が、しっくりこなくて感情移入しづらかった。2017/05/14
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