二見時代小説文庫 六十万石の罠 - 旗本三兄弟 事件帖３

著者名：藤水名子

二見書房（2017/05発売）

• ISBN：9784576160825

内容説明

私は殺していない！

何者が何故、徒目付を嵌めようとするのか!?
尾行していた吟味役の死に、犯人として追われる太一郎。先々での不穏な事件……。お役目一筋が裏目の闇に、見えぬ敵を両断できるか!?

徒目付組頭の来嶋太一郎は、勘定方吟味役与力の堀井玄次郎を尾行していたが、見失ってしまう。探すうちに血を流して死んでいる玄次郎を見つけるが、殺しの下手人として追われることになってしまう。なぜ追われるのか、身に覚えのない太一郎だったが、目付ゆえに役目を明らかにできないまま、きな臭い材木問屋ややくざ者、巨大な闇も絡んできて……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[とし]

旗本三兄弟 事件帖｢六十万石の罠｣3 巻。順三郎はまだ目立たないけど、太一郎は黎二郎の気持ちが、黎二郎は太一郎の気持ちが理解できたのかな。

2020/01/23

[フキノトウ]

真面目な長男・太一郎ですが、肩の力が抜け芯が強くなってきた気がします。相変わらず母親には弱いけれど（笑）。解決していない謎もあるのでまだ、続くのかな？

2018/12/13

[藤よい]

太一郎が下手人として追われる話でした。最後に「モヤモヤした気分も…」と太一郎の心情が書かれていましたが、私もスッキリしませんでした。これで終わり？なのでしょうか。謎が解けぬままモヤモヤ…。

2020/02/06

[ぺこ]

兄弟の個性にとっても好感が持てます。衝突もありますが、お互いを頼りにし心配していることが伝わってきます。事件は解決したかのように見えましたが、そこにはまだ裏があるようですね。

2017/09/06

[なあちゃん]

個性的で仲の良い、三兄弟。まだ、謎は解明されていない。

2018/12/06