二見時代小説文庫 闇公方の影 - 旗本三兄弟 事件帖１

著者名：藤水名子

二見書房（2016/09発売）

• ISBN：9784576151465

内容説明

長男・太一郎＝徒目付組頭
次男・黎二郎＝ヤクザ用心棒
三男・順三郎＝学問所に通う

幼き日に父が謎の死！
母に厳しく育てられた三兄弟の絆が悪に挑む！

組頭に昇進した長男の耳に、父の死にまつわる黒い噂が。そして突然、襲われる母親。闇公方とはいったい……？　三兄弟の戦いが始まる！

三百石の旗本来嶋家には、徒目付組頭の長男・太一郎、部屋住みながらヤクザの用心棒の次男・黎二郎、学問所に通う三男・順三郎の三兄弟がいる。幼くして父を亡くしたため、母の言葉は絶対だったが、母から聞いていた父の死因とは違う話が漏れてきて……。そして突如、母が襲われる。いったい亡き父に何があったのか。三兄弟の闇との戦いが始まる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[とし]

旗本三兄弟 事件帖｢闇公方の影｣1巻。仲の良い三兄弟が悪に立ち向かうのかと思いきや、それぞれ全く性格が違う仲の悪い三兄弟？今回は闇公方の影でした次巻に期待。

2020/01/17

[いつでも母さん]

藤作家の新シリーズ！なかなかに面白い。三兄弟と母の今後が楽しみです。長男・太一郎の岳父の思いにはこちらも絆される。始まったばかりだが、期待が持てそう。続きを待つ！

2015/10/20

[織田麻里]

とても面白かったのですが、本を閉じた時に、物語のプロローグ的ところで終わってしまった感があったので、残念です。1冊でもある程度成立させて欲しかったな。（巻が進んでからなら、それほど気にならないのですが、最初でこれはね。）

2015/10/17

[り～くん先生・酒豪友の会]

新シリーズの第1段という事で、登場人物の紹介と大きな陰謀を匂わせてというところ。 ただ三兄弟と母親それぞれの心とすれ違い、それぞれに対する想いが描かれてていてここからの展開が楽しみです。

2015/09/29

[へたれのけい]

展開にスピード感不足と思っていたら、第一巻では山場もなく最終頁。全巻で一冊位の気持ちで読めば良さそう。

2018/10/20