内容説明
脳だけが船に接続され、兵器にされた男の決死の反撃! コロニー連合と地球、異星人の間に争乱を企む謎の一派との最終対決を描く
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
32
★★★★ 面白かった。スペースオペラな感じじゃなくなっちゃったけど、シリーズの終わりとしては綺麗に完結してよかった。レイフは「戦う都市」のシメオンを彷彿とさせて好きだな。2017/08/03
Panzer Leader
32
前作の13+2の短編から本作は4話の中編。ユーモア溢れるアクション味薄めのSFポリティカル物で、それぞれ違う主人公で描くスケール感のある物語は充分面白い。だけど初期の様な長編物が自分の好み。ゾーイを主人公にした新作書いてくれないかなあ。ソルヴォーラはどうしてもビッグバードを連想してしまう。2017/06/20
もち
19
「世界の終わりもだいぶ気にならなくなってきたようだな」◆身体を奪われ、脳だけで宇宙船を操縦する羽目になったパイロット。出自を活かした逆襲により、敵対勢力の正体が明らかになる。アダムウェとハリーを擁する外交団は、瓦解しつつある宇宙を救えるのか。■シリーズ第6作。前作で積み残された謎が一掃。爆ぜる宇宙船からの救出劇、超絶技巧の回避機動、暗殺事件の意外すぎる犯人、黒幕を打ち砕く合同作戦など、見所は満載。前巻から一気読みすれば、1~4巻級の満足感に浸れる。2020/03/29
わたなべよしお
17
ちょっと理屈っぽい感じになっていたかな。そういう意味で面白さはスコルジーの作品の中ではイマイチだった。コンクラーベとコロニー連合、地球の関係、コロニー連合自体の政治制度の在り方などが否応なしにテーマとして浮上しちゃった、というか、そうしないとストーリー的に決着を付けづらいから仕方がないのかなとも思う。それでもスコルジーの新作はこれからも楽しみしていきますけどね。2017/04/09
わたなべよしお
15
再読ですが、これは連作集といった感じです。全体に「論」がかちすぎて、躍動感を失っているような気がします。スコルジーの作品のなかでは、わずかながら出来が悪いかなぁ。まあ、それでも読んでしまいますが。2019/01/26