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内容説明
そこは、どこまでも青空が続く、南米の緑豊かな山岳の村。不思議な“能力”を持つ少女チロ。彼女はこの世界が途方もなく広く、深く、優しいことを、まだ知らない。
『庭先』シリーズ、『ゆず』、『長い長いさんぽ』の須藤真澄が、満を持して贈るファンタジー長編作、いよいよ開幕!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
36
物と話すことが出来る少女チロ。突然現れた謎の男。チロがなぜ器物と会話出来るようになったのか、プラティーノと名付けられた男が何処からやって来たのか、徐々に解明されていく様が巧いと感じた。感情を揺さぶられる。それにしても、村人もチロもお祖母ちゃんも、プラティーノも好い人たちだ。良い人たちばかりなだけに・・・悲劇が、語り始められそうで不安。2018/01/20
gelatin
15
★★★★ 須藤真澄はこれまで連作短編でこういうのを描いてきたと思うが、いよいよ長編に臨むのだなぁ。多くのファン(とはいえサブカル界で)を獲得したゆず漫画とは違う、ファンタジーの猛者としての須藤真澄が本気だしてきたな、という感じ。キャラクターを描くよりむしろ世界を描く。その世界の光と影。ほのぼのの背後には悲劇が隠されているが、それをもう一回ひっくり返して、優しく穏やかで静かな哀しみに到達するはず。予告ホームランならぬ予告★5つ。2017/06/01
わち ⊱^>ω<^⊰ฅ
12
面白い。同時に、辛い。同時に、この先きっと優しい物語が待ってる。そう信じて、続きを待つ! あっコレ「ゆず」描いてる人!? エッセー苦手なので読んでないですけど有名ですよねー。2017/05/09
ツキノ
10
たしか版元ドットコムの「書評に載った本」として知り、その書評自体は読んでいないのにタイトルと表紙でぜひ読みたいと思ったのだった。まさに好み!初作家だけれど味があっていい。そしてまさかの展開。2018/04/15
てんてん(^^)/
9
舞台は南米のどこか。物と話が出来る不思議な女の子の家に突然現れた男。言葉も通じず、どうやら負傷している様子。彼はどこから来た何者なのか。。。久々に、ファンタジックでゆるゆるほのぼの須藤真澄ワールドに浸りました。最後にあまり予想していなかった展開に。下巻に続く!2018/08/29