創元推理文庫<br> ルート66 上

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創元推理文庫
ルート66 上

  • ISBN:9784488195168

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内容説明

完璧な美貌の天才ハッカー、ニューヨーク市警刑事キャシー・マロリー。彼女の家の居間に女の死体が一体。それなのに部屋の主は行方不明。自殺ととれないことはないが、マロリーが殺していないとも言いきれない。マロリーはいったいどこに行ったのか? 相棒のライカーはクレジットカードの利用記録から、彼女のあとを追う。マロリーが改造したフォルクスワーゲンを飛ばしているのはルート66、別名マザー・ロードとも呼ばれる道だ。自分が生まれる前に書かれた古い手紙をたよりに辿る彼女の旅が、ルート66上で起きた奇怪な殺人事件と交差する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

133
マロリーがどこかおかしい。チャールズやライカーらは何をのんびりしてるやら。 ルート66が舞台というのはいいけれど、そこにやたらとロックのスタンダードなナンバーを並べてくるのは弱冠興醒め。アメリカ人には違うのかしら。とはいえ、やっぱりマロリーのもつ強さと、彼女を見守る男たちの目が優しくて、それでこそよ、と安心する。もったいなくてゆっくり読んでいたが、下巻は、一気にいきそうだ。2017/07/16

のぶ

70
前作、「ウィンター家の少女」を読んだ時、とても読み難かったので覚悟して臨んだが、やはり読むのにとても時間がかかった。まだ上巻が終わった段階だが、マロリーの家で女性の死体が見つかり、マロリーは行方不明に。その後も道路の脇で発見される遺体。この作品もキャシー・マロリーは魅力的なキャラは読ませるが、事件の全体像が掴み辛く、現段階で警察小説なのか、ロードノベルなのか良く分からない。感じるのはルート66の描写から感じるアメリカの大きさ。下巻で全体像が分かるのか?感想はそのあとで。2017/06/03

yumiha

45
『天使の帰郷』以来抱いていた疑問、そう言えばキャシー・マロリーの実父って何者なんだ?に、応えてくれるだろう(だよね?)本書に期待しながら読み進む。若かりし父が聞いたであろう曲をバックミュージックにして走るルート66には、次々と幼い子どもが殺され埋められていた。行方不明の子どもを捜す親たちのキャラバンだけではなく、マロリーやライカ―の捜査を邪魔するがごとく出没するFBI捜査官たち。物語は錯綜する。どうなるの?どうなるの?と下巻へ。 2020/02/21

背古巣

38
他のことをやりながらだったので、読了まで凄く時間がかかった。ルート66を旅するマロリー。何故に彼女はこんな旅をしているのか。そして彼女の行く先々で怒る事件、発見される亡骸。どうなっていくのか全く見当がつかずに、下巻へ行きます。でも、面白いですよ🎵2019/09/30

akio

35
マロリー新作です。しかも久しぶりのマロリーメイン、上下巻。シリーズを楽しみにしてる身としてはニヤけてしまいます。アメリカを横断する古き母なる道、ルート66を舞台に、まだ見ぬ父親の謎を絡めた事件を追います。可愛いはずのビートルがこんなにカッコいい車に見えるなんて、さすがマロリー(笑)。すぐ下巻に続きます。2017/03/24

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