創元推理文庫<br> ルート66 下

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創元推理文庫
ルート66 下

  • 著者名:キャロル・オコンネル【著】/務台夏子【訳】
  • 価格 ¥1,018(本体¥926)
  • 東京創元社(2017/03発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488195175

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内容説明

行方不明になった幼い子どもの親たちが集まり、ルート66上を進む奇妙なキャラバン。彼らを率いるのは、元神父で心理学者でもある老人だ。だがキャラバンのメンバーの一人が殺された。死体の手は切り離され、代わりに置かれていたのは古い子どもの手の骨だった。州をまたいで進むキャラバン、狙われるメンバー、ルート66上で幼い子どもが殺され埋められた事件を追うFBI捜査官たち、州警察、FBIが錯綜する現場。マロリーは幼い子どもを護り、犯人を捕らえることができるのか? そして父の影を追うマロリーが自身の旅の果てに見るものは? このミス1位作家の人気シリーズ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

137
場面がブツッブツッと途切れようが、話についていくのが大変だろうが、このシリーズが好きだ。マロリー、チャールズ、ライカーの3人が愛おしくて。3人のトライアングル。彼らの手は繋いではいないが、いつでも両隣に伸ばせる用意がある。男二人の視線が追うのはマロリーで、マロリーの視線は他を向いているのだとしても、彼女は視界の中に必ず彼らを入れているのだ。そして上界から見守る義理父。それを見るためなら、話の運びが少々強引でも、私の中ではすっかりアンジェリーナ・ジョリーとなっているマロリーの新作は常に待ち遠しい。2017/07/17

のぶ

72
下巻に入り物語の全体像は徐々に分かってきたのだが、自分がこの話を楽しむために分からないのは、ルート66がアメリカにおいて重要な幹線であるようなのだが、このロスからシカゴを結ぶ道路の重要度が分かればより理解できると思った。それと100人もの子供が死んでいる事件の異常性に対して、捜査があまり表に出てこない。マロリーとライカーに一部のFBIで片付くものではないし、キャラバンで探すという被害者の行動も、事件の性格からして奇異なものに感じた。別に作品を否定するわけでなく、本作はかなりの異色作だと思った。2017/06/04

akio

44
下巻に入って物語はスピード感を増します。複雑に絡み合った謎たちがその姿を現し、いつもと違うマロリーにハラハラしながら読んでいると最終章でガツンとやられます。O.B、なるほど、そう来るか~!いつまでたっても報われないチャールズですが、マロリーにとってもはや不可欠な存在であるはず。今作は改めてそう思えました。続編あるようなので、次はどんなマロリーと会えるのか、楽しみに翻訳を待ってます。2017/03/29

背古巣

39
面白い❗難しいけど…。このシリーズ、順番に読みたかったんだけど、本作品はシリーズ内で傑作、とされているので我慢できずに読んでしまったのだ🎵図書館に他が無いのが理由ともいう。いろいろな要素がてんこ盛りで、初めはわかりづらく、スピードか上がらなかったけど、終盤にいろいろな謎が解決し始めると一気読み。キャシー・マロリー、魅力的なキャラですね。2019/10/08

yumiha

36
いつもヨレヨレの服を愛用(?)しているライカ―の見栄の唯一が、人前で眼鏡をかけないこと、ちゅう描写が何度か出てきたのは、違和感を持ったんやけど、なるほど、これがラストにつながる伏線だったのねん。そのラストの「O・Bに」の謎が判明した瞬間、うるっとなった。そして、キャロル・オコンネルが綿密に構成した小説として本書を仕上げたことに納得できた。読者を惑わせる次々と現れる容疑者候補も巧みだが、真犯人が判明した時、なんか変というページを思い出した。フォルクスワーゲンがピックアップ・トラックへ向かう所が圧巻!だった。2020/02/22

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