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内容説明
靴工房・IPPOの店主・一条歩(いちじょう・あゆむ)が東京に店を構えて数年。歩は注目若手職人として実力が認められ始め、仕事は順調であった。そんな折、歩のもとへフィレンツェでの師・祖父が訪れた。開店以来初の来店。しかし祖父が病気で「もう時間がない」と聞かされ、歩の心は衝撃に揺れる──!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
39
帯の「完結」の文字に、いつまでも続けられそうな構成なのにもったいない、とか思いながら読んでたら、きちんと「完結」らしい展開で、そういえば伏線はいくつも張られていたのだと気づきました。とてもすてきな物語でした。この魅力的な靴のお店の成長を、改めて1巻から読み返したいです。この巻のエピソードでは、靴でプロポーズするお客さまの、横で感無量の号泣をしている澤邑さんに笑いました。いろんな場面で、IPPOに澤邑さんがいてくれてよかったです。最後、彼女といっしょにいたのは、うまくいったってことなのかな。2017/02/19
またおやぢ
30
アユムの人生最初の一歩は、ノンノの手作りの靴が演出。そしてノンノの人生最後の一歩を彩ったのはアユムの靴。ビスポークで作り出されるオーダーメイドの靴には、作り手の技術と、履き手の想いが込められること、そして人生を一緒に歩いてくれてる人の存在こそが、最高の宝物であると気づかせてくれるシリーズ最終巻。いつもは靴は履き潰すモノ派の小生だが、春やし新しい靴でも買おうかしらん?サイド・エラスティックの靴なんか素敵やんなぁ~なんて、ガラにもない温かい思いに浸れた一冊。2017/03/18
じょり
25
まだまだ歩の靴の制作過程を見ていたかったけど、きれいにまとまった最終巻でしたね。父にもそしてノンノにも、最高の靴をプレゼント出来て。特にノンノにプレゼントした時のシーンは最高でした。2017/02/26
Shimaneko
24
をを、完結してしまったよ。ノンノのために作り直したサイド・エラスティックに目頭が熱くなる。この人の描くジジイには、なんでこんなに色気が漂うのか。いい話だったな。次は何かしらん。楽しみ♡2017/03/16
天の川
22
4巻がちょっと中だるみかな?と思っていたのですが、最終巻は良かったあ。お客様との靴づくりの話は少な目でしたが、ゲイカップルのプロポーズのツールになるとは♪良い話でした。足立さんとの恋、お父さんとの心の距離、ノンノへの最後の靴。ラストシーンも履かせてもらったファーストシューズを見つめる幼子の瞳が印象的で、晴れやかな余韻が残りました。2017/11/25