徳間文庫 第九号棟の仲間たち４ クレオパトラの葬列 〈新装版〉

著者名：赤川次郎【著】

徳間書店（2017/03発売）

• ISBN：9784198942069

内容説明

鈴本芳子(よしこ)は病院でホームズやダルタニアンたちと探偵業をしている。父の浮気を知って助けを求めてきたのは、三矢産業社長の娘大矢朋子（ともこ）。経営者が次々とＫ貿易の社長浅井聖美(きよみ)の誘惑に落ちているという。会社乗っ取りの陰謀か？　さらに矢島専務が行方不明になり社内は混乱。そんなさなか、矢田常務の指示で浅井の弱みを調べていた東京支店長が刺し殺された！　九号棟の仲間が問題解決！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[白雪ちょこ]

今回も芳子、そしてダルタニアン、ホームズ達が大活躍。 メイドの一江ちゃんも、恋愛的な面でも大活躍していた。 題名の「クレオパトラの葬列」は一体どういう意味なのかと思っていたが、最後の最後でその意味が回収されている。 なるほど、確かにある意味「クレオパトラ」の葬列になっている。 今回も、男と女の恋愛の泥ついた生々しさ。そして安定で、最終的な犯人の動機の軽流し(笑)。 展開的にもポンポン進むことができたので、さすが赤川次郎、サクッと読むことができた。

2023/01/30

[coco夏ko10角]

第九号棟シリーズ第4弾。三矢産業でのごたごた。一江が恋を、一巻のとき色々あったから幸せになって欲しいけど、この設定は残るのかな？あとダルタニアンをめぐって女性が決闘したり。

2019/03/18

[☆初音☆]

第九号棟シリーズ第4弾。今回もさくっと読了。面白かった。みんながみんな、聖美に魅かれていくのも。。。一江さんに春が？シリーズ続きはあるのかな？

2017/04/28

[寒っ！！]

登場人物の境遇から映像化は難しいであろうシリーズ。相変わらずテンポはいい。

2017/04/01

[たま]

今回のお話は三矢産業という会社の重役大矢、矢田、矢島の３人を惑わす美女。水面下で暗躍する怪しい影。一江さんの恋に、ダルタニアンをめぐって二人の女が決闘したり、第９号棟の面々にはなんら変わりはありません。

2017/11/06