内容説明
母親が愛人の首を切り落とした現場を目撃してしまった今村まどか。十四歳の少女の心のケアのため、ホームズたちがいる“第九号棟”へ入院することになった。ところが入院したその日、看護人が同じように首を切り落とされ殺害されてしまう。自分を“サロメ”だと思い込んだまどかの犯行なのか? 病院から失踪したまどかを追って、ルパンやダルタニアンたちは調査を進める!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
30
第九号棟シリーズ第6弾。美少女コンテストでの第九号棟のみんなが楽しい。これでこのシリーズも終わりかぁ、第九号棟の仲間たちが魅力的で面白かった。2019/06/26
☆初音☆
16
第九号棟の~シリーズ第6弾!さくっと読了。お母さんが殺人をおこしたところを目撃した、まどか。美少女コンテストに出場する美加。そのコンテストでまたしても事件が。。。このシリーズは続編あるのかな?2017/12/30
白雪ちょこ
7
この第九号棟シリーズは、赤川次郎の作品の中では一番難しく考え深い作品かもしれない。 この題名同様、本当に不思議な世界へ連れて行かれた。 主人公の彼女含め、様々な個性豊かなキャラクター達と共に事件を解決していく様は、何とも面白く清々しさを感じる。 物語の題材が、リアルな歴史ものや楽曲となっているため、美術的センスも感じられる一冊。
たま
5
母親が自信の浮気相手を殺す所を目撃してしまった今村まどか。その日から心を閉ざし「サロメ」と名乗るようになり、鈴本芳子も入院している第9号棟に入院することになる。今回の話は10代の美少女といわゆるステージママに焦点を当てており、スターを夢みる少女とその母親が事件に巻き込まれていきます。今も言える事ですが、芸能界に入るならキチンと教育が終わってからの方がいいですね。2017/11/28
ゆうひ
5
新装版の装丁が可愛くて何十年ぶりに再読。 いつもながら赤川次郎作品は軽〜く読めちゃう。このシリーズ、好きだったなあ、そういえば。懐かしく思い出しながら、子供にも読むように勧めてみた。 20年以上たってなお新鮮な気持ちで読める、てスゴイ。2017/07/09