中国、「宇宙強国」への野望

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中国、「宇宙強国」への野望

  • 著者名:寺門和夫【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • ウェッジ(2017/03発売)
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  • ISBN:9784863101777

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内容説明

宇宙進出においてアメリカも恐れる存在になりつつある中国。
その開発史や技術レベル、政治的目論見を、科学TV番組の解説でもおなじみの科学ジャーナリスト・寺門和夫氏がわかりやすくまとめた初めての本。
これまで宇宙は夢あふれる世界、戦争のない世界であった。しかし、宇宙覇権を狙う中国の宇宙開発は速いペースで進んでおり、中国版のGPSといわれる衛星測位システム「北斗」構築や月探査衛星の打ち上げ、さらには独自の宇宙ステーション計画を立てるなど、その勢いは加速する一方だ。 中国は、すでに人工衛星を攻撃するASAT(エーサット、対衛星兵器)などの実験も行っている。つまり、宇宙開発が軍事利用と直結しており、いま世界各国が懸念を強めているのだ。日本も、安全保障の観点から、中国の宇宙開発をウォッチする必要があるといえよう。

はじめに
第1章★中国 宇宙開発の源流
第2章★政府・軍による宇宙開発体制
第3章★ロケットと打ち上げ施設
第4章★さまざまな人工衛星とそのミッション
第5章★月・火星探査計画の遠大な思惑
第6章★中国の有人宇宙計画
第7章★進められている軍事利用
第8章★中国はなぜ「宇宙強国」をめざすのか
謝辞

<著者プロフィール>
寺門 和夫(てらかど・かずお)
科学ジャーナリスト、一般財団法人日本宇宙フォーラム主任研究員。1947年生まれ。早稲田大学理工学部電気通信学科卒業。株式会社教育社で科学雑誌『ニュートン』を創刊。長年にわたって科学分野の取材を続けてきた。主な取材分野は、宇宙開発、天文学、惑星科学、分子生物学、ゲノム科学、先端医療、地球環境問題、エネルギー問題。日本および海外の科学者や研究機関に幅広いネットワークをもつ。テレビ、ラジオ等メディアへの出演も多数。
主な著書に『まるわかり太陽系ガイドブック』、『ファイナル・フロンティア――有人宇宙開拓全史』、『[銀河鉄道の夜]フィールド・ノート』、『超絶景宇宙写真』、『宇宙から見た雨』などがある。

※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『中国、「宇宙強国」への野望』(2017年2月20日 第1刷)に基づいて制作されました。
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BLACK無糖好き

13
中国政府・軍による宇宙開発体制、各種ロケットと打ち上げ施設、人工衛星とミッション、着々と進む軍事利用。科学ジャーナリストの著者が最新事情を平易に解説。アメリカも中国による対衛星攻撃(ASAT)に懸念を抱いているようだが、ミサイルによる衛星破壊はリスクが大きく、衛星の光学センサーを一時的に使用不能にするような兵器も開発されている。中国人民解放軍は宇宙空間を未来の戦場とみなし、様々な軍事作戦を検討しているという。宇宙にまでデブリを撒き散らすようでは、人類は早く滅んだ方がいいか?^^; 2017/04/07

さきこ

1
中国の宇宙開発の歴史、体制でページ数を稼いでいて、中身事態は薄い。軍事利用についてはよく知っておきたい。ハードキル→ソフトキルへ。防ぐ方法が現状ないというのも驚き。意外ともろいものなんだな。2017/04/16

Katsuaki Mori

0
2017/11/09-2017/11/112017/11/11

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