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内容説明
吉田聡が赤裸々にデビュー前後の己を描き切った
笑劇的半自伝まんが道の決定版!
時田サトシ、21歳。
突如つきつけられた「少年スプライト」休刊のお寒い現実に
堂々、棍棒持って闘う決意を表明するも…一気呵成に反撃!とは
やはりいかず、相も変わらずの一進一退状態。
小出しに与えられる艱難辛苦は、はたまた、はたして、今度こそ、
まんが道爆走の原動力となるのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiroshi0083
1
これまでの鬱屈がバネになったかのごとく、突然、主人公時田の周りの環境が動き出す。東京での下宿生活が始まり、漫画家への道を歩みだしたところで物語は終了。 時田の気持ちをじっくり描いたこれまでと比べると、やや駆け足気味の印象は否めない。 それでも、これまでで出会った様々な登場人物の言葉は、“経験で得たもの”として、時田の生活態度や描く漫画に反映されていて、時田の変化(敢えて成長とは言わない)を感じ、爽やかな読後感を味わった。2014/01/30
栄吉
0
★★★★★ 時田始動!完結。巻末のボツ原稿、懐かしい〜。2015/01/15
やいとや
0
完結。ここから湘爆が始まり吉田聡の快進撃が幕を開く・・・筈だが、その直前でこの物語は終わる。そう、厳密にはこの物語は時田という一本の柱を中心にした「もがく人々」の群像劇だったのだろう。故に時田が主役に躍り出る手前で終結するのは必然であったのだ。故にこの物語は「吉田聡版・まんが道」では無かった。だがこの物語は素晴らしい。日常に流される人々の持つ熱い想いや腑の引き裂かれるような孤独や不安を活写しつつ時田聡という主人公を成長させるビルドゥングスロマンとして美しいからだ。2021/11/23