内容説明
池袋に設置されたカジノ特区。そこは池袋警察署長・有我法然が君臨する帝国だった。売れない劇団員の古野まほろは、その有我帝国で6億円余を当ててしまう。だが、なぜか直後に逮捕され、金も失うことに……。くそ、ふざけるな。全額奪還してやる。高校の元同級生4人組が、傲然たる帝王相手に仕掛ける騙し騙されのコン・ゲーム! 『六億九、五八七万円を取り返せ同盟!!』改題。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
79
2016年711冊め。初読み作家で、文体にまだ馴染めない。タイトル通りに池袋にカジノ特区がおかれ、7億円手に入れたのに騙されてしまった主人公が、学生時代の友人たちと7億奪還作戦を展開する。カジノを牛耳るのが警察というのがおもしろいけれど、この巻ではあまりカジノ話はメインではない。下巻へ。2016/09/10
佐島楓
44
コン・ゲームに入ってから俄然面白くなる。ミステリ作家のパロディーは笑ってしまった。二巻へ。2016/09/06
Junichi Yamaguchi
27
『夢を見続けることが才能』… ギャンブルをやらない僕からしてみたら、カジノの魅力を上手く見出せない… しかしながら、一夜にして巨万の富を得ることを想像してみると、不思議とにやけてしまう。。2016/08/26
buchipanda3
18
コンゲーム小説(古野版スティングかオーシャンズ11?!)の前編。のっけから古野まほろの痛々しいシーンで始まるw。でも何か意味ありげ。カジノ特区となった池袋が伏魔殿のごとく描かれるが有り得そうで怖い。折角のジャックポットをふいにされたまほろのために旧友たちが集結、池袋の主を嵌めようと一肌脱ぐ。彼らがなぜコンゲームを噛ますのかはよく分からない。単なるノリなのかも。手始めのプチコンゲームは、ミステリ界のおふざけショー。笑えた。講談社とメフィスト賞は偽名ではなくモロ出し。さて準備は万端、いざ後編へ。2016/08/07
刃の下に心あり
17
★★★★☆前半は組織形態とかの話がやや複雑でしたが、話が進んでくるとワクワク感が勝ってきた感じで、下巻を読むのがすごく楽しみです♪2023/05/03
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