内容説明
逆らう者は容赦なく処刑する冷酷にして最強のカジノ帝王、有我法然。冷静な観察眼と暴力の反射神経を兼ね備えたこの男に勝つには、プチ・コンをはるかに超える周到さが要求される。遊びではなく、命をかけた真剣勝負。凝りに凝った騙しのテクで、追い込みをかける。そして最終ゲーム。銃声。――え、僕たち仲間じゃなかったの!? 『六億九、五八七万円を取り返せ同盟!!』改題。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
81
2016年712冊め。7億円を奪還すべくUNOで勝負。非常に綿密で長いUNOのルール描写だとか、人物の心理描写だとか、私の好みではないけれどハマる人にはハマるのだろう。シリーズ化はなしで2巻完結かな?2016/09/10
佐島楓
42
二巻目はいまひとつだった。ミステリのパロディーがやはり面白い。辛辣な作家さんだ。2016/09/07
Akihiko @ VL
32
古野まほろさん初読。カジノ法の成立によりカジノが合法になった日本。一攫千金のジャックポットを引き当てた主人公だったが、カジノを牛耳る統率者の画策によって、帳消しにされるどころか犯罪者に祭り上げられてしまう。余りにも理不尽な目に遭った彼は仲間達と共に一発逆転の大賭博を仕掛ける。上巻は痛快で面白いエンタメ展開だったが、下巻の高度な理解力を求められる数学ミステリに急ブレーキを掛けられてしまった。限りなく読者に優しく説明してくれてあるようだが、それでも理解が追いつかなくて逆に申し訳なくなった。2017/06/04
Junichi Yamaguchi
28
『油断』… UNOを久しぶりに思い出した。いろいろなマイナールールに翻弄されたような…2016/08/27
coco夏ko10角
24
文章の癖具合がちょっと合わなかった。ミステリのパロは面白い。内容紹介から展開が予想できてしまうのがもったいない気が。2017/10/16