内容説明
弟を喪った晴彦はパリに戻り、曲芸一座の名番頭・孝介の下で再び働き始めた。頭脳明晰だが無愛想な孝介を得意の料理で支えながら、贔屓筋から持ち込まれた難問題――皇帝が愛したルビーの呪い、時間を旅する予言者の謎、百合の冠と宝の地図――の解決に乗り出す。次第に心を開いていく孝介だったが、ある事件を契機に晴彦を遠ざけるようになり。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
53
シリーズ続けて。弟を見送って巴里に帰ってきたハル、また二人で過ごす孝介。うーん、謎解きとかの部分は楽しめたけど、二人の関係とか憧れとか、なんかしっくりこなかった。二人の謎解きだけで充分なのにな。2018/09/26
honoka
34
推理より孝介と晴彦。気付いたのはえらいけどいいんだよ、孝介。晴彦は孝介の世話を焼いてるのが楽しいんだから。2017/02/10
しましまこ
22
パリに戻った晴彦を仏頂面で連れ回し「おかえり」は背中を向けての孝介。歓迎会は何回するんだの団長さん。前回に輪をかけてどんだけ孝介のお世話をするんだの晴彦。3年半振りなのに相変わらずの皆が嬉しい。今回も4編、それぞれ人の絆が心に沁みる。読めて幸せ~。2017/01/29
きょん
17
前作から3年半後、再び巴里に戻って来た晴彦を変わらずに受け入れる孝介をはじめとする那須一座。後顧の憂いもなくなった晴彦が献身的に孝介をお世話しているのにはなんだかニヤニヤしてしまう。そして、マドモアゼル・オンブルなど魅力的な女性キャラも沢山出てきて楽しかった。2017/02/07
りんりん
16
なんか、すてきな感じの話だったかな。いやな感じもなく、あの時代のパリを舞台にルビーや百合をモチーフに出てきて、どこか優雅というか、ノスタルジックで。2017/03/08
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