アルファポリスCOMICS 蛟堂報復録3

著者名：瀬野春紀【漫画】/鈴木麻純【原作】

アルファポリス（2017/01発売）

• ISBN：9784434176647

内容説明

報復屋を営む天才陰陽師、三輪辰史が見た人間の心の闇――。友人を犠牲にして望みを叶えようとする若者。道を違えた友情は何処へ向かうのか……「泣いた赤鬼」。後継者問題で揺れる骨董屋に、化け猫の呪いが降りかかり……「怪猫騒動」。大人気幻想ミステリーシリーズ、コミックス第３巻！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[十六夜（いざよい）]

「泣いた赤鬼」「怪猫騒動」にまつわるエピソードを収録。絵本である赤鬼と、怪談話である怪猫の対照的な２作品であり、雰囲気もガラッとかわり対比が良かった。お互いの事を思っていても、一度入った亀裂は戻らないのが悲しい。

2014/09/13

[チューリップ]

泣いた赤鬼の話が印象に残った。決定的な破滅にはならなかったけど人間関係が今まで通りにはならないで破たんしてしまうのがリアルというか。でも人に譲ったりせずに自分が得たものは自分のものだって気持ちでいるのが相手の為にもいいんだと思った。

2020/05/30

[よっしー]

「怪猫騒動」が良かった。

2013/12/28

[魑魅魍魎]

「蛟堂報復録」のコミカライズ，今巻は原作第２巻に収録の「泣いた赤鬼」と「怪猫騒動」．原作の雰囲気を壊さないコミカライズだが，これは元々，原作の持つテイストが漫画向きだからだと言える．善と悪，勝ちと負けがはっきりしないような物語も多く，ハッピーエンドだけではないのが魅力．

2013/03/25