内容説明
「塔」の中にランダムで発生し、偶然でしかたどり着くことの出来ない階層――特殊フロア。ある日フーズたちは普段の階層とは明らかに異なったそのフロアに入り込んでしまう。なんと、その階は通常ではありえない強制参加型のバトルフロアだった。規格外の相手に大ピンチとなった仲間を救うためイサラはある<奥の手>を使うことを決意する。
だがそれは「呪い」をかけられた彼女の命にさらに負担をかけるもので……。
一方、アリアの故郷では封印されている上級魔壊族に関するある企みが進行していた。刻々と悪意の迫り来る中、はたしてフーズは「塔」を攻略し、イサラの「呪い」を解くことができるのか――?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
4
偶然辿り着いた階層で強敵と闘う中、魔族の企みが発動する最終巻。―――物語を見つめる世界は巡り、それぞれの戦いは終幕を迎える。傷つきながら、折れながらも必要なものを揃えるフーズ達、そんな彼らの前に立ち塞がるのは魔壊族の実力者。世界を巡る戦いが巻き起こる中、フーズ達も決戦に巻き込まれそれぞれ修行で得た力を以て乗り越え、その先に望んだ呪いの解呪を掴み取る。世界がいつか変わるとしても、世界は物語を内包し進みフーズやイサラ、フィスタ達の物語も進んでいく。望んだ未来を得た彼らの未来は、きっと幸せに溢れていたのだろう。2017/01/25
Abercrombie
0
× 最終巻。上位魔壊族との戦闘はとくに盛り上がることもなく、ラスボス戦なんて主人公たちが加わらないから完全に他人事。やたら長いだけでまったく面白くなかった。2017/07/03
デフォー
0
完結。サクッと締めてあります。最後の少年の話しがどうなるのか気になります2017/03/07