内容説明
《世界の敵》となり、逃亡生活を送る《剣聖殺し》エリザと傭兵レベンス。しかしそのさなか、不意に現れた新手の剣聖・デュランダルの襲撃により、剣聖に対する切り札であったエリザの魔剣はいとも簡単に折られてしまった……! 茫然自失となるエリザ、驚愕するばかりのレベンス。絶体絶命となった二人の前に現れたのは、エリザがかつて刃を交え、倒した剣聖の一人であるヴァリエガータだった。果たして彼女は、敵か味方か。そして魔剣を失ったエリザは……!? 血と剣(つるぎ)の絆の物語、第2幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
49
冒頭で剣聖の一人デュランダルにエリザの愛剣アイゼルネが破壊されてしまい、剣と呼応するように体調不良になっていくエリザの代わりにレベンスが奮闘するお話。前巻で一気に4人の剣聖を倒して若干話が性急な感もありましたが、今回はエリザのために剣聖に立ち向かうことが必要になったレベンスが、師匠と向き合って修行に励みながら自分の生きる道を見出していく展開が良かったです。示唆されていく剣聖やエリザの謎に加え、対決する剣聖は剣聖でそれと知りながら苦悩する存在だったりで、最期は意外な展開に。次巻がより楽しみになってきました。2014/07/10
Yobata
36
世界を統べる7人の剣聖のうち4人を倒し聖剣を奪取したことにより世界から追われる身となったエリザとレベンス。そこに剣聖のリーダー的存在であるデュランダルが急襲して、なんとエリザのアイゼルネが破壊される。ピンチを助けに現れたのはなんと死んだはずの…。アイゼルネと呼応する形で体調不良になっていくエリザを唯一助けることができる聖剣クローディアを奪うため聖女エリオットに挑む…。単巻作者のまさかの続きものがさらに続いたかw?今回はエリザが体調不良のためレベンスの成長回。なので正式な戦闘はエリオット戦のみ。→2014/07/10
謡遥
34
「くーっ」っていうのが良かった(小並感 一巻とは流れが全然違ってまして、まあむしろこっちの方が読む分には分かりやすいと思います。まさかこの作者の作品であそこまで○○な展開になるとは。いいもの見させてもらいました。悲願が剣聖殺しであるため、すでに悲劇的な最期は回避不可能であるこの物語。どこまで切なくしてくれるのでしょうか。また新刊出たらとっとと買おうと思います。2014/07/14
ナカショー
33
1巻で4人の剣聖の倒したスピーディな展開はなりを潜めて、2巻はゆったりとした展開が続きましたね(当社比)面白かったです。冒頭で剣聖の一人、デュランダルにアイゼルネを折られてしまい、戦闘不能状態に陥ってしまったエルザに代わり、レベンスが剣聖に立ち向かっていく姿が良かったです。全ての聖剣を回収し、剣聖を倒した先に何があるのか、これからが楽しみです。2015/11/25
アウル
32
話しが始まって早々剣聖が登場。エリザの魔剣が真っ二つに折られ、エリザも倒れてしまいレベンスが救出&覚醒する巻。前巻がやたらハイペースだったが今巻は落ち着いていたな。終わり方が切なくなりそうな気配が漂っているがどう展開していくのかな?イラストも良かった。2014/07/20
-
- 和書
- 戦場のオレンジ
-
- 電子書籍
- 北朝鮮の歩き方 未知の国からの招待状