内容説明
日本におけるアドラー心理学の先駆者にして第一人者が、対話形式で易しく著した実践講座。変えられない性格とは何かを根本から解き明かし、自分を変える方法を具体的に例示しながら、アドラー心理学の究極目標である「共同体感覚」について分かりやすく解説していく。親しみやすく自由自在な語りを通して、アドラーの教えを実践・指導し、多くの後継者に伝えてきた真髄に触れる全4巻シリーズの第1巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
26
アドラー心理学はお稽古事で、演習しなければならないようだが・・・。それはさておき、「人間は変化を嫌う」「人間は思いこみから自由になれない」「性格を変える鍵は『勇気』」「変われないのは『考える』から」といった言葉にへー、なるほどー、と思った。根本的に、人は自分を変えたがらない!ということか。何だか、スタート地点に戻った感がある。でも、変える『勇気』がほしいと思った。2018/01/08
おおにし
20
アドラー心理学について知りたければ、ベストセラー「嫌われる勇気」の哲学談義を読むよりも、日本で最初にアドラー心理学を紹介した野田さんへのインタビューをまとめた本書を読んだ方が良いと思う。しかし、野田さんによればアドラー心理学は「お稽古ごと」であり、直接師匠から学ぶしかなく本を読んでも理解できない学問であるらしい。本書のタイトルどおり人は自分の性格を変えることができるが、自分自身の性格を自己分析することはできないという結論。アドラー心理学は素人を突き放す厳しさがあるが、そこがまた魅力でもあると思う。2018/12/29
りょうみや
14
「嫌われる勇気」などの岸見氏のアドラー本との比較だが、本書は岸見氏ほどの劇薬感はなくカウンセリング本に近い印象。同じアドラー本でも受ける印象はだいぶ異なる。個人的は岸見氏の方が好みだが本書のAmazonレビューでは逆の意見ばかりで少し驚く。アドラー心理学はお稽古ごとで師から直接学ばなければらなず本では学べないというのは悪い意味で驚きで、アドラー心理学にはまともな教科書がなく未だ体系化されていないらしい。専門家でもそれぞれで解釈が異なるというのもそのせいか。そのうちアドラー自身の原書(翻訳)も読んでみたい。2017/01/29
yw_revolution
10
・性格を変えたくば、「いまの自分のままであろうとするのをやめる」こと。・自分は、いまここにある自分しか存在しない(理想の自分は存在しないし、打ち立ててはいけない)。・自分の性格はどんな環境であろうと、自分自身が決定している(からいつでも修正できる)。・他人の性格も、本人にしか変えられないというスタンスを取る。 まず感想としては、流石に現在の主流を行っている考え方だな、という印象を受けた。2020/02/19
ゆめぴりか
4
性格=その人固有の決断と認知パターン=ライフスタイルというのはとても面白くて、なんなら今までその人が時々の状況に対して選んできた行動、下してきた決断がその人をかたち作るというのは物語のキャラクター創作などにも通ずると思った。2章における「破る人が多いルールはルール側に問題がある」には法律を学ぶ学生として頷けるところが多く、恋愛の絡む問題についてビジネスライクに対応するという方法論もとても面白い。 同じシリーズの『劣等感と人間関係』についてもぜひ読みたい。2023/11/28
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