内容説明
武家の身分を捨て、自身番の書役となった喜三次が、いよいよ魚竹に入ることになり……人生の岐路に立った喜三次の心中は? 江戸市井の悲喜こもごもを描き出す、シリーズ最高潮の一冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
97
髪ゆい猫字屋繁盛記「 紅い月」7巻。3巻~6巻を飛ばして読んでしまって、髪ゆい猫字屋さんはどうなっているのかな、こんな展開だったのかな?自身番の書役喜三次中心のお話でしたよね。2017/04/29
ケイプ
12
髪ゆい猫字屋シリーズの第七弾。今回は喜三次、おゆき夫婦のあれこれを読ませてもらいました。辛いこともあるけれどそれ以上にあたたかいこれからが待っている気がしました。『どれだけ涙にくれようと、目の前の暗闇は滲まない。夜明けはまだ遠くにあった。』2017/02/17
まき
10
喜三次が書役の仕事を辞し魚竹の婿として新しい道を歩み始める。おゆきの気の強さは苦手だったけど、お節介で明るく前向きなところは長所だな。とにかく二人が仲良い夫婦なのが良いね。2021/11/04
たーくん
4
九年前、武家を捨てて照降町にやってきた喜三次に一目惚れしたおゆき。所帯を持って早二年、待望の赤児が腹に宿ったことを知らされるもおたふく風邪に罹っていることが判明。一方、人生の大きな節目を迎えた喜三次は、照降町の面々と水魚の交わりをしてきた年月を振り返り、書役の職を辞して第三の人生を始めることを決意する―。お目出度と心配事に町は上を下への大騒ぎ!絶好調シリーズ、胸うち震える佳境の第七弾! 2020/06/27
zuccalove
3
せつない。 途中泣きそうになった。 人情もあり関連シリーズも含めて好きなシリーズ。2017/09/05
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