内容説明
立原“幻”の作品『海の見える街』が初めて全集収録! 『嫉妬』『四月の雨』等、直木賞受賞前後の清冽な短編14作品一挙収録!
昭和42年5~10月に「中学三年コース」に連載された立原唯一の少年少女向け小説『海の見える街』は、中学3年生の少女の淡い初恋と別れを描いた未単行本作品で、今回初めて全集に収録された。妻子の元と往還する男への嫉妬心から出た女の行動が悲劇を生む「七月の午後」を含む『嫉妬』、不治の病に冒された元恋人の死に立ち会う主人公を描いた『四月の雨』、22年ぶりに現れた元夫の存在に翻弄される家族の悲劇を描いた『雨』、金貸し業者のニヒリズムを描く『刃物』、“死木”のような黒い森が見える一軒家を借りた男女の怖れと別れを描いた『焼けた樹のある風景』の他、『海と三つの短編』『赤煉瓦の家』『手』『掌の小説』『トランプ遊び』『女の店』『死者への讃歌』『海岸点景』、立原初期~中期にかけての短編全14作品を収録。
付録として長女・立原幹氏が父の思い出を綴る「東ケ谷山房 残像 十三」など関連エッセイ4作収録。特別付録として未発表作品『暗い青春』生原稿のほか、『海の見える街』の「中学三年コース」掲載全ページを収録。「写真でたどる立原正秋の軌跡」(4)では、終生愛した街・鎌倉を闊歩する立原の素顔を紹介
※この作品にはカラー写真が含まれます。
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