文春文庫<br> 平蔵狩り

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文春文庫
平蔵狩り

  • 著者名:逢坂剛
  • 価格 ¥723(本体¥658)
  • 文藝春秋(2016/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167907440

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内容説明

第49回吉川英治文学賞受賞作! シリーズ第二弾!
父である「本所のへいぞう」を探すために、京から下ってきた女絵師。
果たして、この女は平蔵の娘なのか。まったく新しい鬼平の貌。

人前には自らの顔を決して見せない火付盗賊改の頭領、長谷川平蔵。
オランダ渡りの秘薬の謎を探り、盗賊を率いる父娘を追う。
ある日、自分の父であるという「本所のへいぞう」を訪ね、京から若い女絵師が下ってきた……。
ハードボイルドの調べに乗せて描く、逢坂版平蔵シリーズ第二弾!
特別対談・諸田玲子
挿画・中一弥

【目次】
「寄場の女」
「刀の錆」
「仏の玄庵」
「平蔵狩り」
「鬼殺し」
「黒法師」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

53
本家鬼平の持つ人間ドラマが少し希薄に感じられるのは、本家よりミステリー要素が濃いせいか?それとも作品が積み重ねられていくにつれて登場人物に深みが備わっていくと云うことなのか?どうであれ比べてしまうのは悪い癖で十二分に楽しませて貰っているので否と云う訳ではない。『平蔵の首』『平蔵狩り』と来たので、次は『平蔵族』(笑)2020/04/24

ALATA

25
火盗改、第二集。今作も時代劇版ハードボイルド、ミステリー要素もあって楽しめました。おりん、美於、俵井小源太が活躍する「寄場の女」、ミステリー仕立ての「刀の錆」が好み。けっして顔を見せない火付盗賊改、「平蔵狩り」での押し問答も練られていてなかなか。★5※押収したマンドロガ、手先への駄賃か?いつの時代もやりくりたいへんですな・・2021/08/22

ドナルド@灯れ松明の火

22
3作目の「闇の平蔵」を先に読んでしまったので2作目をあわてて読了。逢坂平蔵に慣れたのか、1作目よりも読み易かった。今作で顔を出さない平蔵のキャラが確定したようだ。謎解きと捕物がいい塩梅に描かれ新たな平蔵物として確立されたと思う。女性の手先の描き方がうまい。これが3作目の可久につながるのかな。文庫巻末の対談は味わいがあった。鬼平好きにはお薦め2017/03/16

miicha

16
池波版ほどキャラに愛着ないのにハラハラして読めるのでやはりお上手なのだなぁ。どのお話もオチが予想できず面白かったです。2020/08/23

HaruNuevo

12
逢坂剛版鬼平第二弾。すごいなと思うのは、池波正太郎の鬼平犯科帳とは異なる人物造形、物語の筋立てで独自の火盗改の活躍を描きながらも、池波正太郎の作り出した長谷川平蔵のイメージを全く損なうことがない、ということかな。2023/08/23

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