内容説明
その日。高校生の水戸貴壱は、セットした覚えのない目覚まし時計で起きた。ダイニングに降りると、何故か昨日とまったく同じ日が始まっていた。不審に思った貴壱は、「同じ日を繰り返している」ことを周囲に話すが、まったく相手にされない。困惑しつつも学校に登校するが、やはり状況は変わらないまま。そして、次の日も「昨日」と同じだった。そんな中、貴壱の同級生・上木麻衣も自分と同じ境遇であるらしいことが分かり…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たく@ぼっち党員
8
中の上。SF,青春モノ。意外や意外、案外楽しませていただきました。表紙で損をしてる気がする。まさか、こんな世界観を描けるとはw共有された世界観を持つ4つの短編集。わりと本格的なSFなんじゃなかろうか。2巻も買ってあるので、そのうち読みます。2015/01/05
ソラ
5
【再読】2018/04/28
ソラ
2
【読メ登録以前読了作品】2006/06/11
suzuki-takefumi
1
タイム・ループに巻き込まれた少年少女たちの短編集。タイムループそのものが主眼ではなく、その状態に陥った人間の反応がメインのようだ。全体的に今ひとつ盛り上がらず、展開の「山が低い」と感じてしまう。2010/02/18
じゃぽにか
1
なんつーか纏まりが無いなぁ……。短編とは言え、それにしても盛り上がりに欠ける。個人的には三話が好き。「ループ世界」をテーマに、一話は単純に、二話は少し意地悪に、三話は変化球、四話はよくわからん、まあそんな感じに展開していく。これ一冊じゃよくわかんないんだよなぁ。一話と四話の後日描写なんかも読者置いてきぼりだし。二巻の為の引き、としては甘い。2009/07/03