内容説明
右京は休暇を利用して大学時代の友人に会うためにアラスカを訪れるが、そこでは野生の熊に襲われる事件が起きていた。第2、第3の被害者が出て、凶暴な人食い熊も射殺されて一件落着と思われたが……。他1編を収録。大好評スピンオフ第5弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥
110
【図書館本】「相棒シリーズ」ドラマにはないオリジナルストーリーの中編が二作。良くも悪くも安心安定のシリーズ。甲斐享の事件後、無期限休職となった杉下右京。休暇で訪れたのはかつての友人が住むアラスカ。人喰い熊騒ぎから起こった意外な事件。トリックとしては面白い。ネイティブアメリカンと日本人。やはり奥底に共通するものを感じる。第2話は知床のトレイルランが舞台。二作とも大自然の中での事件とは、いつもの相棒シリーズとはちょっと志向が変わっていて新鮮。でもそんな時でも右京さんはピシッとしたスーツ姿なんだよなあ。★★★+2018/04/16
ゆきおんな
42
まるでスペシャル特番を見ているようでした。第1話よりも第2話の方が右京さんらしさが出ていると思います。水谷豊さん演じる右京さんが仕立ての良いスーツに革靴で山を登り、あの複雑な笑顔で小さな気がかりを解きほぐし、善からぬ行いを叱責する。何とも切なさの残るお話なのですが、頭の中に映像が出来上がってくるので、とても楽しく読みました。相棒シリーズいいですね~。2015/12/15
nemuro
40
図書館の書架で「杉下右京の多忙な休日」の背表紙が目に付き、そうか相棒の本もあるのかと借りてみた。検索してみたら、「2000年からテレビ朝日・東映の制作で放送されている」らしい『相棒』。なかなかの長寿番組。主役は水谷豊で“相棒”は寺脇康文・及川光博・成宮寛貴・反町隆史。私が観ていたのは初期、相棒が寺脇康文の頃。さて本書。「2015年10月30日 第1刷」。ノベライズ本の5冊目。「哀しきグリズリー」(アラスカの田舎が舞台)、「天空の殺意」(知床連山が舞台)の2編。水谷豊の杉下右京を思い浮かべつつ活字にて堪能。2024/07/23
きつねこ
36
半身浴読書でするするっと読めました。キャラが確立してるだけに入りやすくて楽しかった!休職中の中編二話で、アラスカと北海道の大きな舞台のせせこましい謎解き。でも、このせせこましさがいいですね〜。やっぱり好きです、右京さん。お正月に、録り溜めたテレビシリーズも見なくっちゃね!2015/12/30
みーこ
25
相棒のいない右京さん5作目。カイト君の事件の後、ずっとイギリスにいたわけではなかったのですね。スーツに革靴で登山など、お正月SPで見た姿まんま。大自然と右京さん、全く違和感がなく楽しく読むことができました。2016/01/11
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