アイアンバディ(1)

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アイアンバディ(1)

  • 著者名:左藤真通【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 講談社(2016/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784063886665

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内容説明

ロボットベンチャー・(有)西真(にしま)工業代表の西村真琴(にしむら・まこと)は、単独で二足歩行ロボット「ロビンソン」の開発に成功する。しかし深刻な資金不足に陥っていた。真琴はどこまでも“強い”ロボットにこだわり、研究を続けようとするが……。ロボットに青春を捧げた男の、世界を変える戦いが始まる!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

JACK

23
◎ ロボットベンチャー、(有)西真工業代表の西村真琴は2足歩行ロボットにこだわりを持つエンジニア。彼の技術は超一流なのだが、資金が底を突き、間借りしていた町工場からも追い出されてしまう。そんな彼は見た目は地味だが抜群の性能を持つ2足歩行ロボット「ロビンソン」で、ロボットの展示会のデモンストレーションに挑む。2足歩行へのこだわり、ビジネスにつながらない研究でどうやって利益を出すのか、昔のパートナーとの間でどんなトラブルがあったのかなど、地味ながらも先が気になる作品です。2016/12/22

しぇん

11
面白かったです。強いロボット作りに情熱の全てをかける潰れかけのベンチャーの社長の物語。技術力はあるけど金儲けが出来ず仲間も皆いなくなったどん底からのスタートですが、ファンドのサポートが得られそうな感じなので今後どうなるのか楽しみです。2016/11/25

放蕩長男

5
友人から借りた漫画です。2足歩行ロボットの”ロビンソン”を開発する、熱い下町エンジニアの西村真琴。大企業の三帝ロボティクスで冷徹に手腕を振るう、椎野賢一。対照的な立場でロボットに関わる二人の物語です。近頃の世の中は、技術だけでは売れない、システマティックに組織を作り、ビジネスとして成り立たせることを常に念頭に置いて、工学分野を語ることが多くなっています。それも真理ではありますが、「イノベーティブな投資対象は、狂気を感じなければならない」という、セリフにも、共感するところがあります。2017/12/04

みやしん

3
理想と現実の磨り潰し合いの狭間を突破する狂気。技術者業界では零細であっても優れた技術は注目はされる。しかしそこから先へ進める者がどれだけいるか?主人公の対比キャラは一見悪役風な立ち位置だけど、ロマンの取捨選択した一つの体現者でもある。2020/06/02

gachin

2
アンチ反知性主義的な情熱バカの物語にはやっぱり背中を押される。21世紀はあとどのくらい、バカ個人が活躍できる時代が続くんだろう。作中の技術はあと20年くらいで達成できそうな気がするので、もう少ししたら答え合わせができる。願わくば、そこにはバカの活躍があってほしい。2024/04/17

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