内容説明
人と交わることが嫌いな、偏屈魔術師カリヤのもとで修行している少女ルーニィ。けれどまともに使える魔術は、いまだにひとつだけ。そのせいか、最近のカリヤは師弟関係を解消したがっているように思え、ルーニィは不安だった。ところが、窮地に陥っていた隣国の王子ジオラスに、カリヤが協力すると言い出した。 人嫌いのお師匠様が、いったいなぜ!? 強制的に同行させられるルーニィだったが…。
目次
1 漆黒の魔術師と輝石の守護者
2 宝飾店と森の中の隠れ家
3 落城の王子と<輝石封>
4 旅の始まりと宴
5 襲撃と王妃の秘密
6 救われた命と出会い
7 <神の寵児>の遺跡と幻惑
8 <赤き災厄>と囚われの師弟
9 親鳥と雛鳥
10 輝石の魔女とその願い
エピローグ
あとがき