内容説明
アメリカで50年にわたって親しまれたコミック「PEANUTS」のSUNDAY版1952~1959年の中から90本を選り抜き、全編カラーで掲載。デイリー版第1回目のコミック1も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
76
キャラクターはとても有名だけど、スヌーピーのお話はアニメで少し見た位の知識なので、コミックスを読んでいろいろ衝撃。「PEANUTS」の50年間で登場したキャラは73!そんなに!?と驚愕。私が知っていたのはチャーリー、スヌーピー、ライナス、ルーシー、サリー、パティ、シュローダー位なので、これから読んでいくのが楽しみ。大人は声や足元のみの登場で、徹底的した子供の視点で世界を描いているところが楽しく、読んでいて自然と幼い頃の気持ちや時間が蘇るよう。(⇒)2020/03/02
アナーキー靴下
70
読んだことはなかったもののもちろん知っているスヌーピー。読んでみると、登場人物を案外知っていることに気付き驚いた。一度聞いたら心の奥深くに刻まれてしまうような、印象的な登場人物ばかりだからかな。でもチャーリーはどんなキャラかいまいちわかっていなかった。読んでみて、とてもお兄さん意識の強い子供なんだな、と。お兄さん意識というものを私は大人になってから知ったけれど、別の世界に生きている人間のように感じる。つかみどころがないようなところも、権威的すぎない柔軟なお兄さん像でかっこいい。年代別の続刊も気になる。2021/04/21
ユメ
34
連載初期、50年代のスヌーピーは、まだ四つ足で駆け回る子犬。でも、その頃から自分の考えを言葉にするようになり、独創性が見えてくる。縄跳びを千回以上跳んでみせたり、後の変装への系譜のような物真似をするようになったり。スヌーピーのハッピーダンスは見る人を幸せにすると思う。ルーシーも登場したばかりの頃はこんなに幼かったのだなあ。ライナスという弟が生まれて初めて、彼女は「がみがみ言うちょっと強引な女の子」というキャラクターを確立させたのかもしれない。ルーシーといいサリーといい、女の子たちの恋に落ちる早さには脱帽。2016/10/20
田氏
22
こんな描写がある。スヌーピーの小さな犬小屋に子供4人と一匹が入り、遊戯室がすごいからチャーリーも入れと中から声がする。チャーリーの凧が落ち、糸をたぐるとそれは壁の穴をぬけ、バケツの蓋の取手をくぐり、あらゆる場所に絡まっている。ピッグペンが砂が入ったと言って履いていた靴をひっくり返すと、肩の高さくらいある砂の山ができる。これらの示すところは、すなわちPEANUTSの世界は明確に、最低でも4次元以上の高次元空間を意識して描かれているということだ。何を言っているかわからないと思うが、私にもわからない。良き夜を。2021/01/07
りお
19
ずっと毛布を握りしめながら指しゃぶりをするライナスがとってもかわいい。好きなキャラクターが1人増えた。 🌸堂々と登場すれば半分は成功したも同然さ!2021/06/22