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内容説明
ジョーとベア先生の楽しいプラムフィールド学園の生徒たち、メグやエイミーの子どもたちもすっかり大きくなりました。ナンは医者に、ナットは音楽家に、ダンは放浪の旅へ……。みんなそれぞれの道を見つけ、自分の人生を歩みはじめます。4巻つづいた「若草物語」は、このお話で幕を閉じます。家族や友だちをいつくしむ「若草」スピリットにあふれた、感動の最終巻です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カタコッタ
17
感動的な一冊。私は一番好きだ。前作から10年経った物語。ジョーが育てた子供達が成人し、個性豊かな大人になった。恋(余りに切なくかなわぬ恋も…)と進むべき道を模索する過程が登場人物をより魅力的にさせている。何もかも受け入れるジョーはオルコット自身であり、全ての人の内面にある『無償の愛』だ。大昔に読んだ『若草物語』を読み返し、この年齢になってもなお多くの感動を得た。名作とはこういうものなのだろう。2020/04/12
momonnga
9
「わたし、ダンの種は石ころだらけの地面に落ちたと思ってました。でも、もしかして、これからダンはだれよりもすばらしいことをやり遂げるかもしれません。たくさんの聖人がいるより、悔い改めた罪人がひとりいるほうが、嬉しいわね。」 ジョーが言うように罪を背負い苦しみながらも前を向いて生きていこうとするダンはこの物語の中で一番人間味があるかもしれない。プラムフィールドで繰り返される出会いと別れ。子供たちは大きくなり巣立っていく。女性参政権の話が出たり女性の新しい生き方が窺えるのも独立心が高かったオルコットらしい。2022/05/27
ゆぽんぬ
4
どんな状況にあっても人間として立派でいられる徳だけは守りとおしてほしいの。からだはどうなろうとも、魂だけは汚れないようにして。2022/08/18
なめこ
3
ついに完結。サブタイトルにあるように子供世代のそれぞれの赤い糸の先がわかりました。必ずしも読者の望むハッピーエンドばかりではないけど、とてもよかったと思います。この巻では特に女性参政権についてもよく触れられていて、作者の生きた時代が繁栄されてると思いました。2012/02/29
leaf
2
若草物語って、ハッピーエンドだけじゃないのが切なくて、そしてリアルだなあと思う。子どもたち編では、ダンが一番好きだ。2013/03/08
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