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内容説明
有望なスタートアップの多くが失敗するのはなぜなのか? そしてそれを避けるには? フェイスブックはじめ、数多の巨大ベンチャーを輩出してきたハーバードで教える起業の失敗の本質
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
49
起業成否を、4つのリスクの視点で検証。過信することなく、各種兆候を見逃さない。技術革新、内外のステークホルダー、業界を超えた競争相手。最後は、Go/No-Goの胆力。字面で見ると目新しいさはないが、論旨で使用されたMethodologyやFrameworkは、視野を広げるのに一助。踏まえて印象的なキーワードを2つ。1点目が”擬陽性”。各種バイアスは、(起業に関わらず)日々の落とし穴。2点目がフライング。”in the right place at the right time”、少なからずの運も必要也。2024/10/26
R
46
スタートアップ企業が失敗する類型を探る本でした。読んでいれば、当然だよなと思うことばかりなのだけども、スタートアップがよいプロダクトをもっていても、規模が大きくなるにつれ資金やスタッフや、様々なものが純粋に足りなくなって、なのに、もっと大きくなれとVCがはっぱをかけてきて、止まることができなくなって死ぬという感じが多かった。VCがいなくては、初期資金を集めることができないが、いることによって彼らのためだけに肥え太らされるという残酷な現実がよくわかった。2022/08/22
あつお
13
失敗から学ぶ知恵。 ①「悪い相棒」では、アイデア実現には多様な専門知識を持つ仲間が必要であると説く。起業家が一人で全てを賄おうとせず、適切なチーム編成を心がけることが肝要である。 ②「偽陽性」は、自分のアイデアを過信し、楽観的な予測をする危険性を指摘する。他人の意見にも耳を傾け、冷静な判断を保つ姿勢が求められる。 ③「スピードトラップ」では、初期成長を過信し市場の飽和を見逃し、無理な拡大が逆に経営を圧迫するリスクを指摘する。本書は、失敗の実例を通じて、大きな損失を避けつつ成長を目指す知恵を提供している。2024/10/30
あつお
12
失敗大全。 本書の主な内容は、①ローンチの失敗、②規模化の失敗、③立ち直り。①起業の失敗する原因は複数段階存在する。まずは離陸の失敗。起業する前には、顧客のニーズを詳細に分析し、効果的なサービスを提供する必要がある。しかし、初期に進むべき方向を間違えると、事業立ち上げ前に資金が底を尽きる。②最初の方向性が合っていても、規模化に失敗する例もある。初期のニッチな領域と、中期以降のコモディティな領域では、扱うべきサービスが異なる。③これらのミスから立ち直るには、失敗と徹底的に向き合う必要がある。2024/03/01
さーふアザラシ
2
失敗における経路は紋切り型なところもある。大きく、早く動くとその時の問題を置き去りにしていると崩壊に至る。3h★52024/01/28