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内容説明
「私も葉月くんが好き」葉月から体を借り、最愛の妻・六花と生身での再会を果たした幽霊・島尾。しかし六花は中身が亡夫とも知らず、葉月の想いに向き合おうとしていた。過去にとらわれた往生際の悪い島尾と六花、葉月の恋の行方は!? 低温一途青年×さっぱり未亡人×草食系執着霊による純情三角関係…に異変アリの第3巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しいたけ
77
島尾くん?葉月くん?どっちが主人公?どちらにしても、可笑しくて優しくて、ピュアな男だなあ。葉月くんが迷い込んでる不思議な世界も、島尾くんが生きていたかったこの世界も、どちらも物凄く綺麗でため息が出る。切ないなあ。2018/09/22
エンブレムT
75
お互いの相手を想うがゆえの強がりが、手の届くうちに出来たはずのことをする機会を奪ってしまう。人肌の温もりが、忘れてた淋しさを思い出させてしまう。描かれたエピソードは、ひとつ残らず全てが優しいものなのに、切なさで胸がいっぱいになってしまう巻でした。優しいからこそ、残された切なさが残酷なものになっているのかもしれません。タイトルの『夏雪草』の使われ方には、ただタメ息がでました。誰の幸せを願えばいいのかが、わからなくなりました。2013/04/08
匠
53
何かとそれぞれに酷だなぁと思わずにはいられなかった第3巻。六花は実際、本心決まってるのだと思う。でもいろいろな想いで臆病になったり、言動が裏目に出てしまったり。何も知らない葉月は不憫だし、六花の気持ちをわかってても複雑な想いが消せない島尾。全4巻のうち、一番さまざまな想いが濃厚に描かれていたと思う。六花にとっては成り行き任せだったかもだけど、島尾にとってはそんなライトなものではなかったわけで。夜の海での彼の涙に胸が痛んだ。と同時に、葉月の安否がますます気になる。2013/03/04
パンジャビ
41
島尾君が自分の事カミングアウトしないのは何故なんだろ、と考えながら読んだ。島尾君に心を締め付けられながら読んでたけど、 六花ちゃんから葉月君への告白を島尾君が聞いたり、あまつさえ体の関係まで持ってしまう段になって、流石にそれは葉月君にも可哀想だし、島尾君自身に取っても辛すぎるのではないか、と。でも分かりやすく直筆メッセージ残したり、フラワーアレンジしたり、此処彼処にサインを残してるよね。最後の叫び?葉月君、頑張って現世に戻ってきて!島尾君、どうか安らかになれる心の落とし所を見つけておくれ。辛いね。2016/01/10
ソラ
33
うわぁ、江の島の夜のシーンは切なすぎるなぁ。確かにこんな形で失恋するのは…。そして六花もついに気づいたところでどうなるか。2013/11/02