内容説明
異世界に飛ばされた天才外科医の芦屋薫は、この世界に蔓延する「迷宮熱」の特効薬を開発した。世話になった治療師であるリースとともに特効薬を処方し始めた薫だったが、それを聞きつけた町一番の治療院が妨害をしようと動きだし――。「小説家になろう」発、異世界医療ファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蛇の婿
8
この巻にてグランパレス編終了という感覚でしょうか。命の価値のかなり安い世界での、救える命は無条件に救うという現代の医療に携わる者の持つモラルとの認識のギャップであるとか、追っていくと結構面白いテーマも内包しているのですが、まぁそういうことがメインではないのでそのあたりは拘らずにニヨニヨしながら主人公の無双と手術や医療にかかわるあたりを読んで楽しむのが吉ですか。2016/07/13
アツシ@疾風(仮)
8
面白かった。アリシアを連れていかなかったら男じゃないよなぁと思いつつ読み進めたら期待通りの展開で良かった。次巻も楽しみ。2016/06/01
真白優樹
6
妨害を跳ね除けるべく一計を案じる今巻。―――街を救って旅に出る。今巻は前巻と地続きな内容であり街で一番大きな病院を成敗すべく一計を案じ、襲い掛かってきた謎の刺客の攻撃を暴走にも近い方法で叩き潰す。・・・全ての役者が盤面に出揃う中、薫は少女と共に世界を見る旅へ出る。その彼を狙おうと動き出すのは大きな勢力。彼の道の先に待つものとは何か。大きな勢力との激突が巻き起こっるのだろうか。音楽の都で待つものとは何か。闇医者の彼の先に待つのはどんな患者なのだろうか。遂に動き出す物語はどこへ向かう。 次巻も楽しみである。2016/06/07
カラクリ
3
カオルさんをブチ切れさせたらヤバいということがよくわかりましたね。2016/06/08
Praesepe
3
一件落着。今後重要になりそうな登場人物がたくさん出てきて、今後の展開が楽しみ。2016/06/02