内容説明
異世界に飛ばされた天才外科医の芦屋薫は、アリシアとともに古の都ミュージクルを目指していた。その道中で魔物に襲われる女性を助けたのだが、彼女はグランパレスで出会った歌手のシャーリーだった。シャーリーはミュージクルで開催されるミュージクルフェスタに参加するということで同行することとなった、薫とアリシアだったが――。「小説家になろう」発、異世界医療ファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蛇の婿
11
今巻はネットには無かった書下ろしエピソード。1巻の冒頭で主人公が追い詰められていたその過去に少しだけ触れつつそれぞれ少しだけ前へと進みます。…今回の治療ネタがいろいろと匂わせつつ最終的にああなったのがちと不満なところではありますが、非常に興味深く読了させていただきましたw うん。治療魔法がそれだと不便すぎな気がww 内臓に達する外傷はあくまで外傷であって内臓の疾患とは違うのでは?ww 細かいことですがちょっと気になるところです。まあ、医学には詳しくないのでその辺は議論できないのですが。…今後が楽しみです。2018/05/24
た〜
9
才能を不法投棄する話。異世界でお医者さんするシリーズだと思ったら何故か音楽する話に?今更ながら天才外科医時代の話が微妙に登場2021/12/04
真白優樹
8
新たな都を目指す中、出会った歌手の女性を治療することになる。―――天才の手は、心の傷まで届くのか。今巻は、色んなものが試されるかもしれない心の傷がテーマとなっており、薫がそれに対処できるかが一つの見所となっている。・・・それと共に明らかにされていくのがこの世界の医療組織の闇であるが。理由があるとはいえ自ら病をばらまくとは医師の風上にも置けない気がするが。まだ小手調べといった感じであり、本格的な激突はまだ来ぬがいずれ来る激突が訪れた時、薫は如何なる治療をし、病巣を切除するのか。 次巻も楽しみである。2016/12/08
アツシ@疾風(仮)
6
今までで一番面白かった!三人が和解できて本当に良かった。今後の再登場を期待したい。ただ,細かいけどちょっと気になる点がいくつか。今までは気づかなかったんだけど,シリアスな場面での主人公の関西弁はちょっと緊張感に欠けるかなと(関西弁をディスっているわけではありません)。ダニエラとティナの口絵があるけど,出番は一瞬。もっと別の場面を口絵にするべき。カオルを馬鹿にしていたマリアンジュの悔しがる顔も見たかった。その場面があればもっとスカッとしたのに。今後日本での患者だったルミには是非再登場していただきたいな。2016/12/22
niz001
6
やっぱり闇医者らしくない。アリシア、どうなるかと思ってたけどがんばってるなぁ。天然痘はアカンわ。2016/11/30