内容説明
2007年発刊の初版を改訂。惜しまれつつもその役目を終えたキャラクターに替え、新たに20点を収録しました。ペコちゃん(不二家)、リトルナース(メンソレータム)といった定番キャラをはじめ、黄桜のカッパ、日ペンの美子ちゃん(学文社)など、“時代を超えて愛される”キャラクターを100点掲載! 誰もが一度は見たことがある、あのキャラクターが実はマイナーチェンジを繰り返していた!? 美しいフルカラーの写真とエッセイで、こどもから大人まで楽しめます! (底本発行日:2016年6月20日)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホークス
38
今も健在なキャラクターを著者の思い出と共に解説。明治時代のデザインはいかにも大昔で、花王の三日月顔は魔術師みたいだし、ツムラの中将姫はまるで絵巻物。今はすっかりシンプルになった。宇津救命丸の「二人子供」は2008年、百年ぶりに和装から洋装に変わっている。著者は1967年生まれ。薬局の店頭に立ち人形やムーバー(電動玩具)として、サトちゃん、ピョンちゃん、コーワのカエルのある風景は私にも懐かしい。ビクターのニッパー犬が聞いているのは、録音された亡き主人の声。His Master's Voiceと書いてある。2020/04/26
feodor
4
商標などのキャラクターについて、その変遷を(できる限り)追いながら、その昭和の懐かし感を楽しむ、という趣旨の本。もちろん、全てが全てわかるわけではないので(案外、会社自体も来歴を記録していないのだとも知る)、ただ作者自身とのかかわりを読まされることにもなるのだけれども、デザインとかキャラクターとか、またゆるキャラとかにつながっていくものをちょこちょこと読めて気楽でよかった。2020/05/23
marua
2
つくづく、この手のレトロコレクターはお育ちのいい坊っちゃんが多いなあ。【備忘】Bicのデザイナーはかのサヴィニャック。原田治版ひょうちゃんが欲しい。2018/08/19