内容説明
美味しい料理で美容と健康を叶える“薬草魔女”エルファ。現在、働くレストランの評判は上々、自身も個別に食事指導を頼まれたりと好調な仕事ぶり。そして彼女に求愛するナジカとの仲も徐々に近づいて――? そんな折、ナジカや同僚達と共に女騎士ルゼの故郷へと旅行することに。けれどそこにいたのは、浮気した元婚約者アロイスだった! おまけに、先日エルファを誘拐した傀儡術師カイルまで登場。これは単なる偶然か、それともカイルの主人“洗脳小娘”マゼリルが何か企んでいるのか? エルファの恋も、魔物の陰謀も急展開!? 読めばお腹が空いてくる絶品ファンタジー、最終巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絳楸蘭
21
薬草魔女としては完結でもいいと思ったけど、詐騎士シリーズはまだまだ続きそうな感じに思える。1巻の頃のエルファを思えば、今の様子は本当に幸せだと思う。まわりの支えはもちろんだけど、エルファの努力と人柄があってこその今だから。かいさんの書く女の子たちは芯がしっかりしてて頼もしくて、羨ましい(笑)2016/03/16
はなりん
5
薬草魔女編終了。本編での子供たちが結婚や恋愛する年になり感慨深い。マグリアの相手とかゼノンとアルザとか。色々意外なカップリングでした^^。 ナジカの恋も成就したようでめでたしめでたし?小娘達の斜め上の発想は相変わらずで、カイルの女性遍歴も気になるし、まだまだこのシリーズは続きが読みたい!2016/06/05
ゆり
4
完結。本編のあのちびっこたちがこんなに大きく立派になって……と完全にルゼとギル視点。というかルゼがそれなりに恋愛のセオリーを理解しているのにびっくり(笑)。エルファとナジカのカップルは微笑ましい。何が起きても揺るがぬエルファの落ち着きがルゼとは違った意味で最強で、ナジカも好青年だし幸せになれそうで良かったです。小娘たちは結局成長せぬままか……カイルとも衝突せず上手くやり過ごすエルファ本当にすごい。ちなみに昔との落差に一番びっくりなのはパリル。強!メインキャラの食への関心が高く私には心地よい雰囲気でした。2016/03/09
かんざきみこ
4
薬草魔女完結。狭い範囲内でくっついてるなぁ、と思ってたけど、体質と出自を考えればしかたがないか。むしろ女の子たちが妙に曲がらずに結婚に前向きな方がすごい。ヒロインは相変わらずぶれない。もはや体質云々よりもその精神性の方がすごい。2016/02/29
ゆう
2
ギル様、最初の頃、癖のある色男だったのに。すっかり、常識的な人になっちゃって(^_^)常に斜めにいく小娘たちが、なかなか楽しく暗躍?してくれて、仲間のカイルまで振り回されているのが、何ともいえなかった。2016/05/27