内容説明
弱小吹奏楽部にやってきた素性不明の顧問、ミタセン。変人ながらも類まれなる音楽センスによって超個性的な部員が揃う吹部を立て直していく。全日本コンクール金賞を目指し部員たちが奮闘する、爽やかな青春小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
144
『白球〜』が思いのほか、面白かったので続いての赤澤さん作品でした。展開やキャラ設定はほとんど変わらずで、しいていえば吹奏楽部の顧問の先生がぶっ飛んでいたぐらいかなと。野球と吹奏楽で何が違うのかは、読んだ本人もイマイチ、正直ピンときていませんが『白球〜』ほど深く入り込めず、ココロの揺さぶりも少なめ?でした。読む順番が違っていたら、本作に対する印象も少し違ったカタチになっていたかもしれません。しかし、現役の吹奏楽部員や吹奏楽部経験者さん達が読むには、きっと本作の雰囲気にガッチリと入り込み、楽しめると思います。2017/07/17
ゴンゾウ@新潮部
106
廃部寸前の弱小吹奏楽部を新任の熱血教師が全国大会を目指す典型的な青春学園小説かと思っていたがそんな単純ではなかった。教師ミタセンが子供をそのまま大きくしたような 困ったちゃんキャラだった。さらっと読めました。【カドフェス 2017】2018/04/05
りゅう☆
97
ハチャメチャな行動をとるミタセンが来てから、弱小吹部が全国大会出場を目標に掲げる。断れず何でも引き受けてしまう部長の鏑木、音楽も野球も挫折を味わった西大寺視点で物語は進む。厳しい練習で皆がバラバラになるが、また全国大会を目指す、そして本番。皆の奏でる演奏が最高潮に達し結果は…。先が読める展開だけど、ミタセンの意外な家庭環境や天才な才能に驚いたり、目標に向かっての努力や葛藤あり、沙耶の父親のこと、恋バナあったりと盛りだくさんで面白いけど広く浅くという印象。さらっと読めるという読友さんのレビューに共感です。2018/06/01
扉のこちら側
62
2018年265冊め。あまりに漫画的に誇張されたキャラクターに最初は戸惑ったが、弱小部が全国を目指していくという王道の物語が楽しめた。インパクトは全部ミタセンに持っていかれてしまった感だけれど。1冊でまとめるには登場人物が多くてエピソードがあっさりだったのが惜しい。2018/07/05
ぶんこ
61
一生懸命な部活小説は文句なしに面白い。熱血教師に巡り会える確率が低いだけに、ハチャメチャではあるけれどミタセンに指導された吹部の皆がある意味羨ましい。一人一人を分析、メモしたノートに感動。自分をしっかり見ていてくれるというのは、青少年にとってはかけがえのない宝。私は運動部だったので、大人になってからも自分のペースで楽しめる演奏手段を身につけられる吹部を、体験しておけばよかったと少し悔しかったりしました。2017/08/10
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