新潮文庫<br> 立ち盡す明日

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新潮文庫
立ち盡す明日

  • 著者名:柴田翔【著】
  • 価格 ¥330(本体¥300)
  • 新潮社(2016/06発売)
  • ポイント 3pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784103099024

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内容説明

一流銀行の調査部員・佐室孝策の家に、妻・聡子の従妹・由希子が同居することになり、ふとした出来事から、由希子は孝策に愛を感じ始める。それは、稚い愛ではあったが、十分に、家庭崩壊の危機をはらむものであった――。知識人の胸の奥に巣くう虚無と孤独の心と、それらゆえの愛の挫折とを、明晰かつ抒情的な文体で描きあげた、『されどわれらが日々――』に続く長編第二作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mochi

4
家の本棚を見ていたら、この古本を見つけた。佐室孝策と聡子の家に、従妹の由希子がやってきて暫く同居することになってから、孝策と由希子が不倫の関係になり、家庭生活が脅かされるという話。小説の登場人物は皆何かしら人生に我慢や息苦しさを感じており、自由を求めている。次の展開が気になり、ドキドキしながらページを繰る手が止まらなかった。2020/01/02

OHNO Hiroshi

3
猛夫という登場人物の名前は、僕にとってはどうやら埴谷雄高「死霊」の登場人物、首猛夫を連想する。この本、古本で、amazonで購入した。綺麗な鉛筆の文字で最後の発行日とかで昭和50年7月21日、と前の持ち主の文字がある。 台風の夜の二組みの男女。最後は作者得意の登場人物の手紙で終わる。2016/12/19

まー

0
82011/06/05

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