内容説明
漢王朝の慟哭(どうこく)がきこえる。有名な「出師(すいし)の表」には、孔明の悲痛な叫びが盛りこまれている。張飛は殺害され、劉備も白帝城に没す。桃園で誓いを立てた3人はすでに亡い。さらに趙雲の死も伝えられる。孔明は、軍令に反した馬謖を泣いて斬り、蜀の再興に向け規律をただす。軍師の活躍を生き生きと描く決定版〈三国志〉。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
m.murasaki
3
諸葛亮の北伐はあくまで鼎立を維持するための方便に過ぎないというあたり、孔明が政治家寄りの人間としてよく描かれてるますね。2009/07/11
inami
0
三国志、著者に関わらず文句なく面白い。2003/04/04
shiaruvy
0
教科書
なん
0
蜀漢による北伐は、小国による大国への侵入なので、そんなに何度も大勝する事は無いのではとも思ったが、この本はあくまで演義ベースということを思い出した。筆者のスタンスとして、演義本の地名間違いや登場人物たちの行動思考などの齟齬などを正して辻褄合わせて物語を紡いでいるようなのだが、これは連載放送された時代によってエピソードが変わってきたサザエさんの世界観を矛盾無く説明していくような作業に近いのかも知れない。出師表よりも続出師表に重きをおいている視点も新鮮。2025/06/21
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