内容説明
八牧は死んだ。山崎太一朗の手によって。 同時に、八牧が命を賭して張った罠が動き始める。 一方、八牧を失った元捜査六課の面々は、心に空いた虚無と向き合いながら、彼らの作法に従って行動を開始する。 ……復讐のために。その先に待っているであろう更なる虚無を直視することなく――。 超人気シリーズ待望の第8巻、登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マヌヌ2号
3
さぁ、物語の大きな流れが現れました。流れはおれたち読者をさいごのばしょに運び終えるまで止まることはありません。この巻にかんしては、虎司と安藤の会話がすごくよかったですね。息が止まるような一幕を作るのがほんとにうまい2023/02/19
青豆
3
序章の戦闘は、なんだったのか?次巻の序章なのか?虎君は食欲に負けちゃったのね・・・安藤が気になるけど最後太一朗が助けたのか?あと思い出せないんだけど優樹の右手ってどこで無くしたんだろうか?ヨーウィとの戦闘の時か?右手を付けて体調も回復したのもよく分かりません・・・浦さんの策略なのか?大田の話が長すぎて話があまり進みませんが・・・謎だらけです!次巻・・・2015/09/13
ハルナ
2
あー、痛いなあ。八牧が死んでから凄い勢いで日常が狂ってきてる。特に虎司の豹変ぶりが怖い。まさか安藤を・・・ねぇ。お願いだから、最後の一歩を踏み出さないでほしい。次巻はどうなるのか・・・。2012/07/17
航
2
シリーズ中で一番好きかもってくらい、表紙がすごく素敵。木の感じとか。太一朗がもはや人間として登場しないのが寂しい。安藤さんに感情移入しちゃっていろいろつらかったけど、自転車のくだりではうれしくて泣きそうになっちゃった。2011/07/06
なのかー
2
虎司の安藤に対する葛藤がおもしろい。むしろそこくらいしか物語がない。あとは浦木の優樹に対する好意? ストーリーとしてはほぼ足踏みしているが、最後に強烈な引きで次巻へ牽引している。2010/01/19