内容説明
ある日、ハイエルフの姫ティターニアは、大好きな藤原総司のことを想い、恋愛小説を読みふけっていた。しかし、小説のヒロインたちは皆いじらしく、好きな相手なら薬を盛ってでもベッドに引きずりこむべきだと考える彼女には、どうにも参考になりそうになかった。そしてティターニアは、こうなれば総司と仲のいい者たちに直接話を聞くしかないと、城を飛び出すのだが――。魔女のヘリオドール、エルフのフィリア、劔族のアイオライト、そしてサキュバスのリリスも加わり、総司をめぐる愛の争奪戦が加熱する！！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
5
ティターニアが恋愛小説に共感しきれず、総司と仲の良い者達に話を聞きに飛び出す中、彼を巡るヒロイン達の争いが加速する最終巻。ティターニアが大暴走したり、ヒロイン達が大騒ぎしたり。最後は皆で大騒動と言わんばかりの賑やかに駆け抜ける巻であり、これが最後と言わんばかりの大騒動が繰り広げられる、腹を抱えて笑えるかもしれぬ巻である。まだまだ続く彼を巡る恋模様、だけど最後はどういう結果になろうとも、きっとどこまでも彼等はこのまま駆け抜けていくのだろう。その先に幸せがある事を願って。 うん、とても面白かった。2020/05/19
村人
3
ソージ君の自由奔放で他人に流されずに行動するスタンスとあの感性がツボっていつも笑えてくる。それにしても人生最大の好機のデートで着る服にジャージをチョイスするヘリオドールさんの残念キャラがまたなんともw2016/05/01
アツシ＠疾風(仮)
3
完結なのかな？期待していたよりもラブコメ色が強くなくて残念。ヘリオドール可愛いんだけど，本人には素直に気持ちを伝えることがない故に，逆にドキドキする展開が少なかった。できれば次巻も出して，主人公とヒロインが是非結ばれてほしい。2016/04/30
kama_meshi
0
ソウジを巡る恋のさや当て（わりとカオス風味）はぶっ飛んでいて楽しめた。何だかんだ言って、ヘリオドールさんのヒロイン適性は高いなぁ。酷い目に会いつつも良いところもっていくし。話的に進んでいるようには思えず、読後ちょっと消化不良なモヤモヤ感が。2016/09/19
