角川文庫<br> ファミレス 下

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角川文庫
ファミレス 下

  • 著者名:重松清【著者】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • KADOKAWA(2016/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041042199

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内容説明

中学校教師の宮本陽平が見つけた離婚届には、妻・美代子の署名が入っていた。
彼女に問いただすこともできずに途方に暮れる陽平。
そして料理仲間の一博の家では、料理講師のエリカとその臨月の娘がなぜか居候。
陽平と、幼なじみの康文も巻き込んだ出産騒動に。
50歳前後のオヤジ3人それぞれの奮闘の行方は――?
「メシをつくって食べること」を横軸に描き出す、夫婦、家族、友情。
人生の滋味がぎゅっと詰まったおいしい物語。

●2017年1月公開映画「恋妻家宮本」原作

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

357
重松さん、「ファミレス」というキーワードを巧く駆使したなぁ。子どもたちが巣立ってしまった中年夫婦の成長、オトナの友情、家族の歴史。家族のごはんとは「湯気を感じ取るもの」。アン・タイラーの作品がなんども引き合いに出されていたのが、ファンとしては嬉しかった。彼女のファンってことで、美代子の人となりが読めてしまうもの。我が家の歴史がしみこんだご馳走は、どんな献立になるかしら、なんてことを考えながら読了。2018/04/08

相田うえお

177
★★★☆☆ 何ら関係ないことをお気に入りさんのつぶやきで思い出しました。長期出張のときの話です。夕食はほぼ毎日同じ料理屋で同じものを頼んでたんです。ある日、料理屋に入ったら「いつものですね。」と声を掛けてもらえたんです。(おぉ〜、なんか常連さんみたいでなんとなくいいな〜)。その後、毎日「いつものですね」と言われるようになったんですが、一度でも断ってしまったらもう「いつものですね」じゃ無くなるでしょ、だから違う料理を食べたい気分の日でも「いつものですね」と言われると、つい、「はい」といってしまうのです。2016/11/18

修一朗

143
ちょうど自分も人生3度目の単身赴任を始めたばかり。これほど毎度サラダばっかりを食べるのは人生初めてかもしれない。なので,こういうオトコの料理モノはありがたい。手間暇や,愛情をたっぷりとかのこだわり料理の比重が多いみたい。将来の夫婦だけの生活にも備えてオトコも料理できなくてはということはわかっているので,まずはお手本からやってみることにする。印象に残ったニコニコ堂のお惣菜の数々だったのでまずは作ってみることにしよう。ハムカツ,レバカツあたりから...2017/07/22

紫綺

123
単行本にて読了。ファミレスってファミリーレスとも解釈できるんだなあ。2016/11/05

milk tea

115
アラフィフ男性3人の友情もなかなかいいもの。ケンカをすることはよいこと。ケンカしたらきちんと仲直りすることが大切。「仲直りするすべを知らない人が多すぎる。」これ、私のことだ〜。ケンカしたら心臓バクバク。ケンカしないで済むなら言わない。だからなかなか吐き出せない。2017/02/15

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