GA文庫<br> デボネア・リアル・エステート 傭兵は剣を抜き、ハイエルフは土地を転がす。

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GA文庫
デボネア・リアル・エステート 傭兵は剣を抜き、ハイエルフは土地を転がす。

  • ISBN:9784797386844

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内容説明

伝説の傭兵ルーウィンが出会ったのは、可愛い見た目と裏腹に、誇り高きハイ=エルフとは思えないほど人使いが荒く、金に汚い少女だった。地上げ屋……もとい不動産屋で働く事となった元傭兵の運命やいかに!?

『下僕募集 年齢性別不問 あご あし まくら 恵んでやる』
「ひでえなこりゃ……」
ボロボロの求人広告にはそう、書かれていた。
伝説の傭兵【双剣の餓狼】と呼ばれたルーウィンだったが、今はとある事情で仕事も宿も金も、ない。
わずかな望みをもって訪れたそこは、(見た目は)可愛いエルフの少女が営む不動産屋だったのだが――。
「……はぁ!? この誇り高きハイ=エルフのあたしがぁ? 恥知らずで守銭奴でクソったれの浅ましい欲にまみれたチンピラみたいな地上げ屋だってぇ!? あたしはね不動産屋! そんなクズと一緒にしないで!!」

かくして、エルフの地上げ屋×元・傭兵の最凶不動産屋が超爆誕!!

※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

30
ダークエルフの呪いで少年の姿になってしまい餓死寸前な伝説の傭兵・ルーウィンが、人使いが荒く金に汚いハイ=エルフ・デボネアの下僕募集に応じ、不動産屋の仕事を手伝うことになる物語。見た目で伝説の傭兵と誰にも信じてもらえないルーウィン、唯我独尊で守銭奴なのに、どこかちぐはぐな行動を見せるデボネアの目的。ツンデレのデボネアだけでなく無邪気な魔法人形ココや侠気のヴェローニカといった魅力的なキャラたちを上手く配した勢いのあるストーリー展開は、それでいて意外と筋立てもしっかりしていて好感。次に期待したくなる作品ですね。2016/05/14

Yobata

25
ダークエルフの呪いで幼い身体にされた伝説の傭兵ルーウィンは、飯と宿を求め下僕募集なる不動産屋に行くが、そこの店主でありエルフのデボネアは地上げ屋まがいの守銭奴で…。第8回GA大賞奨励賞。デボネアのキャラの勢いだけで読ませてくれるねw横暴で唯我独尊の守銭奴が、金のためにハイエルフの魔力を使い精霊を倒し地鎮していき、魔力で解決できない相手にはルーウィンの剣技が光るとコンビ系の作品や、その横柄さの中にも真の目的やルーウィンに対する隠れデレがあるなど王道な流れに忠実で楽しくスムーズに読めた。アルブヘイムへ→2016/05/13

異世界西郷さん

21
とある呪いにかかってしまった伝説の傭兵と地上g…(ゲフンゲフン)不動産屋を経営するハイ=エルフの美少女が繰り広げる物語。この作品は絵師買いでしたが、読んでみると結構面白かったです。最初はもっと知的な話かと思っていたら結構力技だったのには驚きましたが、その一方で情け容赦ないデボネアと彼女の言動に振り回されるアーウィンの掛け合いは読んでいて楽しかったです。個人的には、ヴェローニカ姐さんの気風の良さに心洗われた気分です。2016/05/27

アウル

21
タイトル通り傭兵は剣を抜き、ハイエルフは土地を転がす、お話。呪いにより子供になってしまった傭兵の主人公が、偶々手にした求人募集をもとにハイエルフのヒロインが営む地上げ屋へと下僕としてこき使われていく。それなりに面白かったけども展開が早く全体的に薄味な感じの印象を受けた。『侠気』ヴェローニカが個人的に良いキャラしてたな。2016/05/13

AKF-ZERO

15
伝説とまで語られた傭兵が、呪いによって少年と言ってよい歳まで若返り、不動産屋を営むハイ=エルフに下僕と罵られながら繰り広げられていく物語。これはまた面白い作品が出てきましたね。最近のGA文庫の若手は、他のレーベルと比べても当たりが多いように思えます。世界観の描写もわかりやすく、キャラ同士の会話も面白いです。これは続きも追っかけなければ。2016/06/20

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