メディアワークス文庫<br> ノロワレ 怪奇作家真木夢人と幽霊マンション(下)

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メディアワークス文庫
ノロワレ 怪奇作家真木夢人と幽霊マンション(下)

  • 著者名:甲田学人【著者】
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • KADOKAWA(2016/05発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048658768

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内容説明

「なんで……あなた達の子は生きてるのっ!? 死んでよ!! あんたの子も同じように──」ホラー小説レーベルの編集者・西任結が息子のために引っ越したマンションで起きた、子供たちが次々と亡くなっていく惨劇。だが被害は子供だけではなく、大人にも拡がり始めていた。そして恐怖に耐えられず、壊れていく住人達。随所で確認されるのは、首のもがれた不気味な紅い紙人形。やがて住人達の怖れの矛先は一つの部屋へと繋がっていく。それは過去から続く悲劇の連鎖でもあり……。そして悲劇の夜が始まり、明けていく。事件の裏に隠された真相とは──。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

40
悪意と憎悪に塗れた怪談物語の下巻。マンションで次々と起きる子供たちの怪死事件、その真相と過去の所業が明かされる話。甲田節全開じゃないですか。グロではなく、純粋な恐怖でもって読ませるとか甲田先生は本当えげつない作家さんだ。止まらない憎悪、後味の悪い救いの無い結末がたまりません。特に後半からの憎悪剥き出し展開は本当にヤバいな。読んでいて鳥肌が止まりませんでした。人間の醜さを描かせたらこの人の右に出る者はいないんじゃないだろうか。次巻はどんな凄惨な悲劇を描いてくれるのか。楽しみに待ってます。2016/04/24

アウル

24
本日買った中で一番楽しみにしていたのを即読了。この終わり方は何とも後味悪いし、まだまだ悲劇は終わらないんだろうな~。読んでいる最中ゾクゾクっとする感覚がたまらない、特に恐怖で煽ってくる所が鳥肌立つぐらいくるわ。次回はどんな話になるのか非常に楽しみ。2016/04/23

幸音

20
マンションで相次ぐ子どもの異常な状況下での死、次第に明らかになっていく“呪い”の真相、増していく住人達の憎悪の連鎖。子ども達の異なる死の種類はある1つの共通項が明かされると、そういうことだったのかと。留守番していた克己と華菜に忍び寄る異形の気配にぞっとした。探偵役であった夢人はやはり作家という立場でしかなく、その点は彼の脚に関する秘密を知るからこそ納得した。そしてこの結末はもう絶望的としか言えない。子どもを守るために起こした行動は、事実を知らない周囲によってねじ曲げられてしまい、言葉も出ない。2016/04/24

シータ

14
とりあえず結と克己が無事でよかったな。マンションで起こってる怪奇な事件は過去に生駒老人の孫へのいじめに対する復讐でしたが、復讐されて仕方ないとはいえ子供達には罪ないから少し複雑。自分の子供が殺されて気が狂った早苗が怖かったです。あと夢人は相変わらずだったな(笑)。それにしても後味の悪い結末で安定の甲田先生って感じでしたな。2016/04/26

ハルクイン

11
非常にやるせないラストを迎えてしまった。人を呪わば穴二つ、ではないが、悪意・悪行が巡りめぐって弾けてしまう様が恐ろしい。2016/05/01

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