内容説明
とあるできごとがきっかけで藩を離れ、長屋で医者をすることになった浪人者の仕官を巡って事件が起こる「ちからこぶ」。親の進める縁談が気に食わず、想いを寄せる娘に心中を持ちかけた貸本屋の若旦那の顛末を描く「手ぬぐい心中」など、市井に生きる庶民たちを、人情たっぷりに描きだす、書き下ろし時代短編シリーズ第四弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
suzu
10
本の神さんいてはるんやなー。母を看病すること5カ月。先日主治医よりまた悪くなってる状況をきく。よくなったらつい調子に乗ってたらまたがつん。何回目だろう。もうだめだいうて生き返る。そのたびに私も上がったり下がったり。でも幸さんとこみたいなこちらが手を取ろうとしても、手を取り合うような母ではない。でも今日もいかねば。2017/08/23
よっしー
9
かび臭い長屋に住む住人達の物語。短編でしたが、シリーズ物としての連作で楽しく読めました。どの話も心に響くハッピーエンドに近いお話で、安心して読み進めれたのが良かったです。長屋に福の神がいるって、素敵ですね。人間、どんなに辛くとも前向きに生きていけば、どこかで幸せに巡り会える。そう思いたくなりました。2017/05/28
はる
7
今回は、てっぽう長屋に住む人々の連作短編集。子沢山の気のいいおっかさんの久さん、てっぽう長屋のある部屋は日当たり悪くないのに黴臭い。でも、その部屋に入った者は幸せになっていく。というジンクス。人のいい徳次郎は、密かに想っていた店のお嬢さんと結ばれる。真一郎は連帯責任で司官を解雇され愛妻と離縁させられたが、大出世で寄りを戻せた。幸は、父母を無くしてしまうが、幸と母を捨てて行ったと思っていた父が実は2人を思っての出奔だった事を知る。そして、働く蕎麦屋の常連のわな旦那に嫁ぐ事になった。今までの中で一番良い1冊。2019/09/13
カーメンホワット
5
いいなぁo(^-^)o佐々木さんのこのシリーズは朝飯に最高の温度。2016/03/20
taniguchimas
3
ハートウォーミング時代小説。短編だが前の登場人物が後に出てくる。とにかく読みやすく、読後も暖かな気持ちになれる。2016/12/11
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