双葉文庫<br> 東天の獅子 第二巻 天の巻・嘉納流柔術

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双葉文庫
東天の獅子 第二巻 天の巻・嘉納流柔術

  • 著者名:夢枕獏【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 双葉社(2016/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575517071

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内容説明

柔術王国たる九州では、古流柔術の猛者たちが激突し、全国一の規模を誇る関東の揚心流戸塚派は、嘉納治五郎率いる新興の講道館に激しく対抗心を燃やす。新しい時代、この国で覇をとなえるのは誰なのか? 運命の「警視庁武術試合」を前に、闘いはいよいよ激しさを増す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

姉勤

35
講道館とは何だ。嘉納治五郎とは誰だ。柔道とは?。各地の古流の柔術の猛者が、その実力を計るため関心を寄せる。物語は治五郎本人より講道館四天王と呼ばれた個人にスポットし、それは、のちに警視庁武術大会で当たるであろうライバルたちにも。常軌を逸した鍛錬と、それに耐えれるだけの肉体。その力が顕す驚異の修羅場。大会に向けて状況は、うねる様に盛り上がっていく。そして影の主人公とも言える、武田惣角。やがて流れを分ける、柔道と合気の混沌の時代。2024/03/26

ぶんぶん

20
【古本屋】す、凄い、第2巻は凄腕の敵方相手がぞろぞろ出て来る。 益々、格闘小説の模様を呈した来た。 横山作次郎、中村半助、仲段蔵、佐村正明、武田惚角、大竹森吉、照島太郎らがそれぞれのエピソードで綴る。 講道館柔道をモチーフにした、これは格闘小説である。 多少、フィクションも交じるが獏さんは良く資料と格闘してる。 事実に即した小説の按配を良く判っている、これが、資料の羅列では味も素っ気も無い、その点、格闘小説の雄である獏さん、血わき肉躍る小説に昇華してる。 いよいよ、第3巻に移ります。2023/10/22

Syo

16
これまた良かった 嘉納治五郎2024/04/15

眠る山猫屋

15
一巻が講道館の面々の紹介だとしたら、二巻はライバルたちの群像劇。どこまでがフィクションなのだろう。興味深いエピソードの持ち主ばかり。勝海舟や西郷頼母なんて名前まで飛び出してきた。そして描かれる警視庁武術大会への道。そのルールはまさに、現在の異種格闘技戦そのままではないか!2015/10/18

しましまこ

10
疲れた。嘉納先生の出番は少なくて、漢達が正に命懸けで闘っております。試合と言えば技が決まれば決着ではなく、動けなくなるまでの命懸けの時代。骨が折れたり靭帯ちぎれたり。やっぱ貘さんの熱さは苦手。正確な記録は残ってないという「警視庁武術試合」どんな風に書くのかな。もっと嘉納先生出してくれー!2014/10/25

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