内容説明
「迷宮庭園」に暮らす宮籠彩人(みやこもりあやひと)は、花の言葉を伝える華術師の貌を持つ。そんな彼の許に足繁く通う編集者の立花真(たてはなまこと)が、突然、消息を絶った。折しも、周辺では華術師を巡る血なまぐさい事件が起こり始めている頃。そして、殺人事件の容疑者に、彩人が……。真相を追う彼らの前に、多重に仕掛けられた「嘘」が浮かび上がるとき、謎に満ちた「華術師」の真実が、ついに明らかになる――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
40
心理描写など、比較的大人向けのミステリだろうか。やはり前作、前々作は読んでおいたほうがいいのかもしれない。彩人の「華術師」としてのアイデンティティに少し迷いがあるのかなと感じた。2016/01/08
み
24
さくさくと♪なんだかんだと3作目も手に…。今までの中では一番楽しめました(^^)サユリの謎も立花さんが逢えるのも解明されました。んで、千利先輩の彩人さんへの執着心が微笑ましくもあり、そのせいでねぇってのも。2016/05/12
ダージリン
20
華術師とは何なのか掘り下げてましたが、まだ謎ですね。華術師をめぐって彩人は危険にさらされますが、千利先輩の活躍あり♪ この先も絡んでいってほしいですね!立花君のことも少しわかって、良かったです。朽木さんは登場するだけでも華やぐ感じがする(笑)。シリーズ3冊目で、キャラクターもこなれてきましたが、パターンは決まっていないので、次はどんな話になるか楽しみです!2015/10/31
しゅてふぁん
10
真の明るさ(能天気さ?)に感服。千利は抜け目ない感じですね。八千代の手料理、どれだけ美味しいんだろう…(笑)2015/12/26
ユイ
9
期待しているからこそ試したくなるのはわかりますが、今回は裏目に出たわけで。罪ではないとはいえ、やりすぎちゃいましたね。2015/12/02